興奮とともにその幕を下ろした、アメリカ最大級のコミックイベント「コミコン」。その会場に設置されたマーベル・スタジオのブース&パネルではマーベル原作のアメコミ映画の様々な情報が公開されました。
そこで今回は、コミコン2013で明らかとなった、マーベル映画の新情報をまとめてご紹介します。
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■『アベンジャーズ2』
おそらく一番の期待を集める映画、『アベンジャーズ 2』の正式タイトルが『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン(原題)』になることが判明。「ウルトロン」とは、アベンジャーズのメンバーである「アントマン」が作った自我を持つ悪のアンドロイドで、アベンジャーズの宿敵。
コミックでは『エイジ・オブ・ウルトロン』という同名のシリーズが今年展開されましたが、監督のジョス・ウェドン曰く、あくまで名前が同じなだけで、それを原作にしたものではない独自のストーリーが展開されるとのこと。「ヴィジョン」役でヴィン・ディーゼルが出る可能性はあるのかな......? それとも、ヴィン様もしやウルトロン役......?(彼は「アイアン・ジャイアント」の声もやってましたしね)
『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』は、アメリカで2015年夏公開予定。
■『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』
個人的に一番注目している、銀河の平和を守るヒーローチームの奮闘を描く『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー(原題)』の新情報も公開されました。監督は『スリザー』、『スーパー!』のジェームズ・ガン。
今回初めて公開されたコンセプト・アート。映画版の「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー(以下、ガーディアンズ)」のメンバー構成は(左から)、サノスを倒すために生み出された人型生体兵器「ドラックス・ザ・デストロイヤー」、ゼン=フーベリ人最後の生き残りで銀河で最も危険な女戦士「ガモラ」、策士で元宇宙飛行士の人間「スターロード」(リーダー)、植物型の知的生命体「グルート」、射撃の天才で強化アライグマ型エイリアンの「ロケット・ラクーン」の5名となる模様。
スターロードは普通のあんちゃんって感じですが、グリーンの肌をした悪そうな奴らに、木、アライグマというキャラが立ちまくりな連中の集まり。こんなメンバーでも、力を合わせて銀河を守るヒーローチームです。とはいえ、リーダーの「スターロード」を筆頭に、銀河を守るためなら手段を選ばないことが多いんですが......。
ロケット・ラクーンは見た目はかわいいですが、原作コミックではかなり口汚いキャラなので、映画でもそのままだとすれば、テッド的な人気が出るかもしれません。それにしても、コンセプトアートはコミックよりもかなりリアルなアライグマになっています。
原作シリーズでは最近アイアンマンが加入したので、『アベンジャーズ2』以降、彼らと関わっていく可能性もありそうです。『アイアンマン3』の宇宙用アーマーはその伏線かも?
ちょうどロンドンで撮影が始まったばかりという今作ですが、キャストがコミコンに集結。ここにいる半数以上が肌の色が緑だったり、青だったりするエイリアンを演じます。カレン・ギランは、サノスの孫娘「ネビュラ」を演じるために頭を坊主にしています。凄い。
劇中キャストが着用するコスチュームも公開。「ガーディアンズ」とも大きな関わりのある宇宙系ヒーロー「ノヴァ」のコスチュームがだいぶかっこいい。注目なのは、スターロードの持ち物と思われるウォークマン。おそらく80年代に地球を旅立って以来帰っていない、という設定を示すアイテムなんだと思われます。
また、会場では特別映像も公開されたのですが、ネット上では当分公開されない模様。早速スターロードのウォークマンも登場したようですが......。ロケット・ラクーンが動く姿を早く見たいところです。
『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』はアメリカで2014年8月公開予定。
■『キャプテン・アメリカ/ザ・ウィンター・ソルジャー』
『アベンジャーズ』以降のキャプテン・アメリカの活躍を描く『キャプテン・アメリカ/ザ・ウィンター・ソルジャー(原題)』。こちらもコミコン会場限定の映像が公開。その映像では、今作のヴィランである「クロスボーンズ」が登場し、キャプテンアメリカとエレベーター内での戦闘を繰り広げるシーン、そしてブラック・ウィドウとキャプテン・アメリカが古いSHIELDの基地を探索するシーンなどがあった模様です。
さらに、テレパシーで鳥類と会話する能力を持ち、飛行スーツを纏ってキャプテン・アメリカの相棒として戦う新キャラクター「ファルコン」、ヴィランの「ウインター・ソルジャー」の映像も合わせて公開されたようです。
「ブラック・ウィドウ」を演じるスカーレット・ヨハンソンは会見で、キャプテン・アメリカとブラック・ウィドウは共に任務をこなす過程で交流を重ねていき、その中でブラック・ウィドウの今までとは違った一面が描かれると発言。これはロマンスに発展する流れなのかな......?
ケヴィン・ファイグ曰く、今回のストーリーは原作コミックでのエピソード(日本語版だと『キャプテン・アメリカ:ウインターソルジャー』としてまとめられています)にかなり近いものになるとのこと。
ということで、あのキャラクターがウインター・ソルジャーとして生まれ変わり、キャプテン・アメリカを暗殺するために送り込まれる、というストーリーになりそうです。かなり暗い話になりそうですが、非常に楽しみです。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ウィンター・ソルジャー』はアメリカで2014年4月公開予定。
■『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は闇で世界を覆い尽くそうとするダークエルフ、「マルキス」率いるダークエルフ軍団を阻止するため、ソーが自らの弟であり宿敵のロキの協力を受け、闘いを挑むというストーリー。
会見の会場にロキが突如乱入! 「ロキ様ショー」を勝手に展開し、会場をおおいに沸かせました(その内容は先日の記事で詳しく紹介しています)。
その後、コミコン限定の特別映像が公開。その中では、ソーとウォーリアーズ・スリーが石のモンスターと戦うシーンや、ジェーン(ナタリー・ポートマン)がロキに平手をかますシーン、そして闇によって世界が飲み込まれ現実が壊れていく様を描くシーンが公開されたようです。こちらも早く映像を見てみたい!
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は日本では2014年2月公開予定。
Marvel movie panel nearly destroyed us with glorious madness[io9]
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Guardians of the Galaxy Vol. 3 #1[Marvel.com]
(傭兵ペンギン)
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