撮影現場で起きた恐ろしい事故集


映画の撮影は生易しいものではありません。

訳者はロスアンゼルスに住んでいた頃、とあるハリウッド映画のエキストラをしたことがあるのですが、エキストラでさえ体力と精神力を消耗するシンドイものでした(そのかわり給料は良い)。

実際に現場で活躍している俳優やクルーの苦労は計り知れません。時には大けがや、最悪の場合、死につながることもあるのです。そんな映画の撮影現場で起こった身も凍るような恐ろしい事故をplusbraianpower.comがまとめていたので、ご紹介します。

それでは、以下から詳細をどうぞ。
 


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『オズの魔法使』1939年公開作品


ブリキ男を演じていたバディ・イブセン氏は、衣装に使われていた塗料にアレルギー反応を起こしました。10日間の撮影でその物質を吸い込み続けたイブセン氏は、肺が虚脱状態になってしまい病院送りに。彼は、その後の人生は呼吸障害に悩まされ続けました。


『ハリー・ポッターと死の秘宝』2007年公開作品


ダニエル・ラドクリフ演じるハリーポッターのボディダブルをしたデビッド・ホームズ氏は、空中シーンの撮影中、元々予定されていた爆発による爆風に煽られて地上に落下し重傷を負いました。これ以降、ホームズ氏は神経損傷による麻痺に悩まされています。


『サイボーグ』1989年公開作品


主演のジャン=クロード・ヴァン・ダムは、ファイトシーンの撮影で共演者であるジャクソン・ロック・ピンクニーの目を刺してしまう事故を起こしました。この怪我により、ピンクニーは失明。この怪我を巡り、約470万円の損害賠償を求めてヴァン・ダムを訴えました。


『パッション』2004年公開作品


あまりの残酷描写に、観覧していた女性が心臓発作を起こして死亡する等、何かと話題だったメル・ギブソン監督作品の『パッション』。この映画でキリストを演じたジム・カヴィーゼルは、怪我の連続でした。

鞭打ちのシーンでは背中に長く深い切り傷を負い体温異常降下に苦しみ、また十字架を背負って歩くシーンでは両肩を脱臼しました。極めつけは、落雷。これは映画のセットに問題があったわけではありませんが特筆すべきアクシデントでしょう。


『トリプルX』2002年公開作品


ハリー・オコナー氏はザンダー・ケイジ演じるヴィン・ディーゼルのスタントとして、潜水艦から飛び降りる予定でしたが、桟橋に衝突してしまい命を落としました


『シリアナ』2005年作品


ジョージ・クルーニーは、『シリアナ』の撮影で背骨を折る大怪我を負いました。激痛に悩んだ彼は、自殺まで考えたそうです。


『ジャンパー』2008年公開作品


セットドレッサーのデビッド・リッチー氏は、セットを解体している最中に凍った凍った瓦礫に押しつぶされて命を落としました


『第九軍団のワシ』2011年公開作品


冷たい川での撮影シーンで撮影クルーが誤って、チャニング・テイタムに熱湯をかけてしまいました。これいより、テイタムはペニスの先を火傷し、皮がめくれてしまいました。


『クロウ』1993年公開作品


ブルース・リーの息子であるブランドン・リーは、『クロウ/飛翔伝説』の撮影中、銃で撃たれるシーンで使われた撮影用空砲のみが入っているはずの小道具の銃に、誤って入っていた弾頭が発射され事故死しました。


『バニシング in 60』1974年公開作品


製作、監督、脚本、主演、スタントを担当したH・B・ハリッキーは、続編の撮影中に、グラグラと倒れてくるようにセットされた給水塔が、予定よりも早く崩れ、運悪くハリッキーを直撃。彼は下敷きになり命を落としました。これにより、続編は完成することなく、お蔵入りとなりました。


『The Sword of Tipu Sultan』1989年テレビ映画


最も多くの死者とけが人を出した作品は、テレビ映画の『The Sword of Tipu Sultan』。撮影現場で火事が起こり、なんと、62人のクルーとエキストラが燃え盛る室内に閉じ込められてしまい、結果的に亡くなりました

この映画の主演俳優であり監督のサンジャイ・カーンは酷い火傷を負ったため、13ヶ月に渡って入院し、その間に72回に及ぶ手術を受けたそうです。


『The Last Lion』1972年公開 南アフリカ作品

撮影現場で起きた恐ろしい事故集


この映画の撮影中に、音響を担当していたジェームズ・チャップマン氏はライオンに襲われ命を落としました。


『マンハッタンミステリー/消えた黒い箱』1986年公開作品


マイケル・キートン主演の『マンハッタンミステリー/消えた黒い箱』で、ベテランのスタントマンであるビクター・マグノッタ氏が桟橋からハドソン川に落ちる車の中に閉じ込められ、亡くなりました


『地獄のデビルトラック』1986年公開作品


未確認飛行物体が現れた次の日から、機械が暴走し始めるという内容のこの映画では、ラジコン操作の芝刈り機が木片をはね飛ばし、撮影監督のアルマンド・ナンヌッツィ氏が片目を失う重傷を負いました。これにより、ナンヌッツィ氏は監督/脚本のスティーブン・キングに18億円を支払うよう訴えを起こしました。


『トワイライトゾーン/超次元の体験』1983年公開作品


最後は、おそらく撮影現場の事故として最も有名な『トワイライトゾーン』の事故です。俳優のヴィック・モローと子役ふたりが川を渡ろうとしたところで、小屋の爆発とともにヘリコプターが煽られて墜落回転翼が3人に直撃しました。モローと子役の内ひとりは体を切断され、残るひとりは押しつぶされて命を落としました

なお、以下がその時の映像です。ショッキングなので、閲覧注意です。



Photo by Thinkstock/Getty Images.

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Horrifying Movie Set Accidents[via plusbraianpower.com]

中川真知子

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