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今回は、海外のゲームネタサイト「Dorkly」が選んだ、ゲーム機の性能の不足と開発者の工夫の結果生まれた、ゲームキャラクターたちの中から5人をご紹介したいと思います。
■マリオ
まずは有名どころから! 説明不要のキャラクター「マリオ」。ヒゲに帽子とオーバーオールというお馴染みの見た目も実はゲーム機の性能と関係が!
ヒゲは口の描画を、帽子は髪の毛の動きを省略するためにつけられ、オーバーオールは腕がどこにあるかを細かな描き分けをせずにわかりやすく見せるためのデザインだったんだとか。
■クラッシュ・バンディクー
初代プレイステーションの看板キャラクターといったら、「クラッシュ・バンディクー」。コミカルな動きと可愛いデザインで人気を博し、沢山のシリーズ作が生み出され、遂にはこんな歌まで作られましたね......!
実はそんなカートゥーン調のデザインにも工夫が隠されていました。低い解像度の中でもよくわかるように頭は大きく首がないデザインとなり、動いてる時に身体の部位を見分けやすいように靴を履かせたんだとか。次世代機でもクラッシュが見たいけど権利的な問題で難しいのかなぁ......。
■サムス・アラン
任天堂が誇る名作アクションシリーズ『メトロイド』の主人公「サムス・アラン」。シリーズ作はもちろんのこと、スマッシュブラザーズにも登場し、今でも凄まじい人気を誇るキャラクターです。そんなサムスの特徴的なスーツのデザインにも工夫が。
第1作目ではスーツはパワーアップすると色が変わるという仕様だったのですが、『2』では白黒画面のゲームボーイでの発売だったため、パワーアップ感を色ではない形で表現する必要がありました。そこで、パワーアップ時は肩が大きくなるという仕様となり、以降そのデザインが定着していったんだとか。
■ララ・クロフト
アンジェリーナ・ジョリー主演で映画化もされた『トゥームレイダー』シリーズの主人公ララ・クロフトにもゲーム機の性能の制約からくる開発者の工夫が隠されています。それは彼女の胸......ではなく、走り方!
開発者のトビー・ガードは、当時のゲーム機の性能の限界から、動きの速さ、滑らかさかの選択を迫られ、リアルさの追求を目的に後者を選んだため、彼女の走りはかなりゆっくりしたものとなりました。しかし、そのおかげでキャラクターの動きが強調され、より魅力的に見えるように。もし彼女が早く走っていたら今のような人気はなかったかも......?
■エアリス・ゲインズブール
最後は『ファイナルファンタジーVII』から、「エアリス」。メインヒロインの1人でありながら、ゲーム中盤で衝撃的な死を遂げるというかなりインパクトのあるキャラクターでしたね。
そんなエアリスのロングドレスは、画面上のポリゴン数を減らすために足を省略できるようにデザインされたものなのだとか。てっきり、もう1人のヒロイン「ティファ」との性格の違いを強調させるためのキャラデザインかと思っていたら、こんな理由が隠されていたとは!
この他にも、Dorklyの記事ではポケットモンスターの「ミュウ」やモータルコンバットのキャラクターの誕生の秘密を紹介中。合わせてチェックしてみてはいかがでしょう。
7 Times Graphical Limitations Helped Define Awesome Videogame Characters[Dorkly]
2. The Reason Mario Wears Overalls[Nintendo]
How Mario Got His Mustache[Steve Lovelace]
Making Crash Bandicoot part 1[All Things Andy Gavin]
Making Crash Bandicoot part 2[All Things Andy Gavin]
Samus Aran: The Woman Behind the Visor[Metroid Database]
Lara's creator speaks[Guardian]
Polygon Research[3D Modelling]
Nomura, Kitase and Nojima Discuss Final Fantasy VII's Development[Andriasang]
Final Fantasy VII[Final Fantasy Wiki]
(傭兵ペンギン)
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