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2014年日本公開の映画を代表する作品となった『アナと雪の女王』。とにもかくにも楽曲が素晴らしいのが大ヒットした要因の一つですが、良い曲からはアレンジ作品が大量に生まれるものです。
『レット・イット・ゴー』のクサメタルアレンジは、雪の女王であるアナに炎をまとわせるほど熱いッ! そして以下の通り、楽曲アレンジやパロディ作品は他にも大量に作られています。
『レット・イット・ゴー』のクサメタルアレンジは、雪の女王であるアナに炎をまとわせるほど熱いッ! そして以下の通り、楽曲アレンジやパロディ作品は他にも大量に作られています。
・ゴジラのテーマ、レット・イット・ゴーなどをヘヴィメタルカバー
・雅すぎる...。箏三重奏で『レット・イット・ゴー』をカバー!
・ディズニーキャラクターのモノマネで『レット・イット・ゴー』を歌ってみた
・レリゴー♪ とGTAで殺しまくる『アナと雪の女王』アナとエルサ
・もし『アナと雪の女王』がホラーだったら?
・『アナと雪の女王』の面々がマイケル・ジャクソン『スリラー』を踊る
・シュワは雪の王!? ミスター・フリーズに『アナと雪の女王』の名曲を熱唱させてみた
・アナと雪の女王の曲をスターウォーズ版に替え歌「反乱軍ころそう」
・『アナと雪の女王』のオラフをディズニープリンセスへ変身させてみた
しかし個人的には、同じく2014年に日本公開されたカニバル・ホラー映画『肉』に関連したパロディが見当たらないことに疑問を感じます(あったらごめんなさい)。なぜなら、『アナと雪の女王』と『肉』は話が似ているからッ!
『肉』の原題は『We Are What We Are』。和訳すると、「私たちは私たちでしかない」といった意味。『レット・イット・ゴー(ありのままで)』と似ています。このように、作品を象徴する楽曲名と映画のタイトルが似ているということは、話も似ていて不思議はないわけです。
以下、ややネタバレ注意。
あくまでもものすごくザックリ言うとですが、『アナと雪の女王』と『肉』はどちらも、特殊な境遇が故に葛藤を抱えた姉妹が自分のとるべき行動に悩みながら、訪れた困難に対してそれぞれが自らを解き放って、前へと進んでいく物語。両作品ともに、姉妹が解き放たられる瞬間が最も感動的なシーンとなっています。
『アナと雪の女王』では『レット・イット・ゴー』という楽曲の強力さもあり、姉エルサの解放が印象的です。一方『肉』では、アイリスとローズの姉妹が衝撃的な行動で自らを解放します。
しかし、それはあくまでもエルサと同じように、生まれ持ったものを隠さずに見せただけ。レリゴーした、という点では違いはありません。行動そのものはあまりにも対照的ですが、彼女たちが見せる決心は非常に似ているのです。
何が言いたいかというと、それぞれの作品への感動が増すので、『アナと雪の女王』と『肉』、どちらかしか鑑賞していない人は両方観てほしい! ということ。
さらに「姉と妹、どっちが好み?」とか「どっちに共感する?」といった楽しみ方ができるのも、両作品共通の魅力です。ピエール瀧さんは、エルサとアナだったらエルサが好みだと語っていましたが、皆さんはいかがでしょうか?
自分は『肉』だったら、ローズちゃん! あの超美少女顔にくるくる天然パーマは卑怯! ………………いや、でもアイリスちゃんのちょっと不機嫌そうな顔も愛らしい……いや、でも……うーん、迷う。