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僕の中で最高のKOF。
この評価は今も変わりません。でも、僕以外にも同様の評価を下すという方も多いのではないでしょうか。
あのさまざまなキャラが入り交じるお祭りゲーでありながら、何故か対戦バランスが取れていた『KOF'98(THE KING OF FIGHTERS'98)』がiOS向けゲームとして復活したんです! 価格は400円とわずか4プレイ分。安い!!
オープニングもちゃんと備わっていますよ。炎を操る草薙一族の末裔、草薙京。今思えば彼はすごく中二病的な設定でしたね。
キャラクター選択画面。KOF'95〜97までのオロチ編に一区切り付けて、ストーリーはあってないようなお祭りゲーとなっているため、ビリー・カーンやこれまで失踪していたキャラクターまで登場しています。
まぁ、それを言ったら「ラッキー・グローバー」「ヘビィ・D!」「ブライアン・バトラー」から成るスポーツチームをKOF'94から4年越しに復活させた辺りに、KOF開発チームの遊び心と親心を感じざるを得ません。コイツら本当にストーリー関係ないですしね。
ちなみに、ゲームモードはダッシュや前転といったKOF'96で登場したシステムがベースの「ADVANCED」。避け、溜めができ、ダッシュの代わりにステップとなるKOF'94順序の「EXTRA」から選択できます。
どちらが強いかは一長一短。しかし、当時仲が良くてKOFがすごく強かった友人、通称:隊長(高校時代にアンオフィシャルに存在した「ゲーセン部」の隊長であったことに由来する)曰く、『京はEXTRA』と、常にEXTRAモードで京を布陣に入れていました。彼が繰り出すゲーム開始直後のステップから投げと↓Cとの2択が地元で猛威を振るった記憶があります。
なお、キャラクターには相性があり、日ごとに機嫌が変わります。相性はゲーセン筐体、ネオジオではスタートボタンでしたが、本作では専用のソフトウェアボタンが画面に表示されるように調整さていますよ。本日、ブライアン・バトラーはご機嫌斜め。
「うおおおおお!」と雄叫びを上げながら錐揉み回転して飛び込んだり、「うおおおおお!」と雄叫びを上げながらヘリコプターのように空中を浮遊する世紀末アメフトにより、僕のアメフト認識をこじらせることになったブライアン・バトラー。
ジャンプで「アイシールド21」が連載されなければ、僕の中のアメフトのイメージは間違ったままだったでしょう。いや、あれも正しいかは謎ですが。
トレーニングモードも備わっており、好きなだけ練習することができますよ。バーチャルパッドでの操作はかなり慣れが必要なので、まずはトレーニングで操作感とコマンドを思い出していくのが良いかもしれません。
また、本作はMVS(ネオジオのゲーム基板)のエミュレーションを行なっているようなので、アーケード版・ネオジオ版のほぼ完全移植となっています。そのため、かつて利用できたバグもご覧のとおり。上の画面、何処がおかしいか分かりますか?
正解は「アテナちゃんが空に浮いている。」でした。画面端で技の硬直中に三角跳びを行なうことで、超低空で三角飛びが実行でき、その出かかりモーションをテレポートでキャンセルすることで、ちょっとだけ空に浮けるというバグ技。この状態だと足払いが中段攻撃になり、さらにヒットバックが無くなるため、屈小Pが目押しで無限に繋がります。
慣れると実践で投入できますが、友達無くすから真似すんな!
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(小暮ひさのり)
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