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BabyXは本物の赤ちゃんではありません。学べて表情を読み取り、退屈する赤ちゃんのシミュレーターです。
動画でも分かる通り、BabyXは絵が何を意味しているのかを理解し、文字を読むことが可能です。
このバーチャル赤ちゃんを開発したのはニュージーランドのオークランド大学にあるLaboratory for Animate Technologiesの人たちです。
BabyXは、関連づけ、強化学習、心身調整を含む生物学的に真実味の或る学習モデルを使用しています。
次の動画には、BabyXがどのようにしてフェイシャルの動きと、世話をする人の自然な動作を関連づけて真似ることを学ぶのかに関する映像や、脳内の動きが紹介されています。
脳幹/動眼神経核/上丘
ドーパミン変調
BabyXのアニメーションを動かす神経システムは、リアルタイムで探索することが可能です。
また、BabyXのモーターコントロールは、クラシックゲームの『ポン』のパドルにも接続されています。そのため、知覚運動性を介してパドルをコントロールする能力を学び、ボールを打ち返すことが可能になります。
退屈した赤ちゃんのご機嫌伺いがこの程度で済んでいるのが、いかにも大人の考えたバーチャルといった感じがしますが、よりリアルにしたら研究にならないのかもしれませんね。
退屈するだけでなく、画面の前からふらっといなくなって、気分次第で愛想振りまくオプションや、大人がやって欲しく無いことや相応しく無いと思う言葉だけやたらと覚えるのが早いなんてコマンドがあるとよりリアルな幼児っぽさが出るのではないでしょうか。
[BabyX via Motherboard via Kotaku]
(中川真知子)
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