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なんだか脳みそが蝕まれそうなこれは、育毛用のレーザーを頭皮に向かって放つヘルメット『iGrow』です。
髪の毛が細くなったり、量が少なくなったり。そんな悩みを抱えるのは男性も女性も同じこと。そんな悩みを解決してくれる(かもしれない)のがこのiGrow。
音楽を聞きながら、育毛ができる。そう、iGrowならね。なんてタグラインが聞こえてきそうな気もしますが、絶対これをつけている姿を人に見られたくない、そんな気にさせてくれるこのヘルメット。実際に頭に被るとどういうふうに見えるでしょう?
アメリカン・ヘルス・ジャーナルの動画で、その姿を御覧ください。
女性の場合は、プロペシア(男性型脱毛症の薬)が使えず、男性と比べて発毛のための選択肢が少ないとのこと。男性も女性も薬や頭髪移植なんていう手法以外にも「LLLT」(Low-Level Laser Therapy/低出力レーザー療法)という方法がありました。
低い出力のレーザーを頭皮に照射することで、髪を作る細胞の新陳代謝を刺激、それにより髪が育っていく治療法なのですが、これまでは病院で治療を受けなければいけませんでした。
そんな中で新たに登場したのがこの『iGrow』。これで病院に行かずに家庭で髪を伸ばすことができるわけですね。あと、iGrowはただ髪が伸びるだけではなく、ヘッドホンも内蔵しており音楽を聞いたりゲームをしたりしながら髪を伸ばすことができます(わけもなくヘッドホンがひっついているわけではなく、一応これが頭部に本体を固定するための役割も果たしている)。
装着するとこんな感じ。
製作元のApira Scienceによれば、臨床的に実証されているそうですが、io9によると、それを裏付けるようなピアレビュー/査読は提供されていないようなので、効果を鵜呑みにしていいかどうかはわからないといったところのようです。
一応iGrowに関してはFDA(米食品医療薬品局)の認可は下りていますが、io9によればApira Scienceは2012年にはFDAから曖昧で誠実さに欠けているとして警告文を受けているようです。
また、今回のiGrowの認可に関してもFDAは「再度伝えるが:デバイスのラベリングは誠実でなくてはならず、ミスリーディングなものであってはならない」としています。
それでも気になるという方は、696米ドル(約7.6万円、送料は不明だが海外発送もしている)で公式サイトから購入できるようですので自己責任でどうぞ。
(abcxyz)
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