世の中には呪われたアイテムというのが存在します。嘘のような話ですが、触った人を苦しめるだけでなく、死に至らしめる恐ろしい力を持っているのです。
今日は、io9がまとめた現実に存在する呪われた物を紹介したいと思います。
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バズビーズチェア
座ったら殺すぞ~
1702年、イギリスのノース・ヨークシャー州で義理の父親を殺した罪で絞首刑になったトーマス・バズビーという男性が所持していた椅子。
バズビーの死後、この椅子に座った人が次々と命を落とすことに。伝えられているところによると63人が死に、中には座った数時間後に自動車事故で亡くなったケースもあったのだとか。
相次ぐ被害に終止符を打つべく、1972年にサークス博物館は座られることを防ぐために、この呪われた椅子を天井から釣り下げることとなったのだそうです。
アナベル人形
可愛い顔して...
1970年にある女性が看護学校に通う娘のドナのために、アンティークショップで購入した人形。
ドナとルームメイトのアンジーは、部屋に戻ってくる度にその人形が場所を移動し、ポーズも変えていることに気づきました。そして、人形は「Help」というメッセージを残すようになり、人形の体に血が付着していたなんてこともあったのだそうです。
超能力者は、この人形がドナとアンジーが住むアパートが建つ場所にかつて住んでいたアナベルという女性の霊に取り憑かれていると話したそうです。
一方、ドナの友人であるルーは、この人形(以下アナベル人形)がドナの元に来た時から不吉なものを感じており、ことあるごとにドナに人形を手放すように忠告していました。しかし、人形に魅了されていたドナはルーの言葉を無視して可愛がっていたのでした。
ある夜、ルーは恐ろしい経験と共に目を覚ましました。悪夢にしてはいやにリアルだと思い部屋中を見回しますと、ベッドの足元にアナベル人形がいて、彼の足をよじ登って首元まで這いずってきたのです。そして首を絞め始めたアナベル人形...、ルーは窒息で意識を失ってしまったのです。
また、ルーとドナが部屋でロードトリップの準備をしていた際に、何者かが部屋に侵入する音がした為、ルーが様子を見に行くとそこにはアナベル人形がいたのです。そして、何者かがルーの背後に回ったかと思って振り返るとそこには誰もおらず、次の瞬間、ルーの胸部に激痛が走りました。見ると、彼の着ていたシャツは破かれ爪で引っ掻かれたような傷ができていたのです。
この体験を経て、ドナとアンジーは超常現象研究家のエドとロレイン・ウォーレン夫婦に助けを求め、呪われたアナベル人形の調査が開始されました。ウォーレン夫婦は、この人形は悪魔が地獄に向かうために利用する導管となっていると判断し、悪魔祓いを2度行いました。しかし、どれも効果がなかったため、最終的にウォーレン夫婦のオカルト博物館にガラスケースに入れて保管されることとなったのです。
■泣く少年の絵
泣く少年の絵を飾ることがそもそも悪趣味?
イタリア人アーティストのジョヴァンニ・ブラゴリンが描いた「泣く少年の絵」は、1950年代に数多く印刷された人気の絵です。
1985年、イギリスの「ザ・サン」が、ある消防士が火災現場でこの絵を幾度となく発見し、しかも不思議なことに絵はほとんどダメージを受けていなかったと話したと記事にしたのです。
このイギリスの消防士たちは、この不思議な現象をもたらず絵の存在に震え上がっており、人気の絵にも関わらず「泣く少年の絵」を決して自宅に飾らなかったそうです。
そして、ザ・サンの記事が発行された以降も、この絵が原因とされるであろう火事は起こり続け、ある日、この「泣く少年の絵」は火事で家を失った孤児院にいる少年がモデルとなっていると報じられたのでした。
■バッサーノベース
忠告は聞こう
1988年、ある男性が庭を掘っていると、15世紀に作られた銀のイタリア製花びんを見つけました。中を覗いてみると、「忠告:この花びんは死をもたらす」という紙が入っていたのです。
しかし、その男性はその文に気をとめることもなく、紙を捨ててオークションハウスに売ったのでした。
忠告文の通り、花びんは呪われていたのでしょう。花びんを手に入れた薬剤師は3ヶ月後に死亡、次に手にした外科医は37歳という若さにも関わらず2ヶ月後に命を落としたのでした。
その後のオーナーである考古学者は2ヶ月後に死亡し、その後に手にした人物は1ヶ月以内に死にました。イタリアの複数の新聞社によると、警察はこの花びんを押収し、箱に入れて特定されることのない場所に埋めたということです。
■ジェームズ・ディーンのポルシェ・スパイダー
霊感がない人ですらただならぬ雰囲気を感じていたという
俳優ジェームズ・ディーンが所有していた1955年ポルシェ・スパイダー。ディーンは愛車をカスタマイズして「リトル・バスタード」と名付けて非常に大切にしていました。
しかし、彼の友人はこの車に不吉な何かを感じており、「乗らないほうがいい」と忠告していたのだそうです。あのオビ・ワン・ケノービ役でお馴染みのアレック・ギネスもその一人で「あの車に乗っていたら、来週には死体で発見されるかもしれない」と話したそうです。
友人たちの忠告も虚しく、事故が起こりディーンは24歳という若さでこの世を去ったのでした。しかし、呪いはそこで終わったのではありませんでした。
事故車となったリトル・バスタードから使用可能な部品だけを回収しようとした所、不意に落下し、作業員が足を骨折しました。その後、エンジンとトランスミッションが2人のレーサーの車に積まれましたが、エンジンを搭載したレーサーはレース中にタイヤが外れ、その場に居合わせた警官が怪我。
もう1人は木に衝突して即死したのです。また、リトル・バスタードからパーツを盗もうとした泥棒2人が怪我したこともありました。
その後、この多くの犠牲者を出した呪われた車は、カリフォルニア警察主催の交通安全キャンペーンに展示されることとなったのですが、最初の展示で火事が起こり、サクラメントの高校ではマウントが落下して学生が臀部に怪我を負いました。その後、運搬中の車がスリップして運転手が投げ出されて死亡したのです。
現在、バラバラに分解されたリトル・バスタードは行方が分からなくなっています。
■ディビュークボックス
自家製ウィジャボードを使った結果がこれ
ユダヤの言い伝えによると、ディビュークとは悪魔の魂なのだそうです。
ポーランド人大虐殺を逃れた女性が、偶然にも自家製ウィジャボードを使っている時に悪魔を呼び出してしまい、なんとかワインキャビネットに閉じ込めたのだそうです。そして、そのワインキャビネットがディビュークボックスと呼ばれています。
ケビン・マニスという男性が2001年に不動産屋のセールで購入して以来、彼と友人の周りで不気味な現象が始まりました。マニスは母親にディビュークボックスを譲りましたが、母親は箱を手にしたその日に発作を起こし苦しむことに。
その後、新しいオーナーがこの箱を手に入れましたが、悪夢にうなされるようになり、その悪夢の中にディビュークボックスがあったというのです。
最後にこの箱を入手したMuseum of Osteopathic Medicineの館長であるジェイソン・ハクストンも悪夢を見るようになり、それだけでなく謎の皮膚病にかかり吐血し始めたそうです。その時点でハクストンは地元のラビにコンタクトを取り、ディビュークボックスを封印してから箱に戻し、人手に渡らないように処理したのでした。
ちなみに、ディビュークボックスについては、「【事実確認】各種ホラー映画の元となった出来事は本当に起きたのか?」でも紹介しています。呪やホラー系実話が好きな方はこちらの記事も併せてお楽しみください。
[via io9]
(中川真知子)
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