A-1トルドー首相辞任で貿易戦争の可能性を前に経済不確実性が高まる(Trudeau’s resignation compounds economic uncertainty ahead of possible trade war、カナダ紙.the globe and mail
A-2トルドー首相が辞任、後任の人種に関する不確実性を残すTrudeau stepping down, leaving uncertainty about race to replace him, Ottawa citizen
A-3カナダのジャスティン・トルドー首相がSAS党党首を辞任(Canadian Prime Minister Justin Trudeau resigns as party leader) Axios
カナダのジャスティン・トルドー首相は月曜日、自由党党首の職を辞任した。
それが重要な理由: 世界の主
孫崎享のつぶやき
トルドー首相党首辞任(自由党党首11年、首相9年)、本年10月までに総選挙。支持率保守党44.2%、自由党20.1%。移民問題、トランプの関税攻撃を巡り対応策で党内対立。 広く見れば主要自由主義諸国全て政権交代や不安定化。米、英、独、仏、低所得層困難→反移民→右傾化。伊は既に右派政権。
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コメント
コメントを書く日本人の好きな自由世界、NATO、EU,G7が日本人の最も好きな米国のイニシャチブに従ってロシアと戦争に突入しました。しかし、残念ながら、敗北しちゃいました。その敗北を証明するかのように、戦争責任者たちが、殆ど全部、第一線から退いてます。彼らは絞首刑を免れましたが、残された国民はインフレと財政破綻に苦しむのです。
これからBRICSが世界の政治と経済で主導権を掌握するでしょう。インドネシアは早々とBRICS入りを表明しました。日本はと言えば、トランプにどうゴマすればいいかと喧々諤々。遅れてますね。
世界経済のグローバル化が進んでいる中で、戦争が起きればインフレ・移民を誘発する。自国経済の健全化と自国民の生活防衛が第一になってしまう。右傾化の波は防げないでしょう。戦争をしている国が貧困化の格差拡大とインフレを呼び込んでいる。責任が大きい。
戦争にインフレはつきものである。貧富の格差拡大につながり、移民がどこの国でも社会問題になる。G7など裕福な国に殺到し、現在住民とトラブルが発生する。世界二位のGDPを誇る中国でさえ、米国移民が増えている。カナダにも影響が及んでいるのでしょう。
カナダは、別に財政規律健全化目標を掲げており、インフレと移民で目標達成が困難になっており、トルドー首相退陣問題に発展している。資産と債務のバランスシートでは、カナダはG7の中で一番健全であり、二位は日本となっており、健全化問題が起きればG7だけでなく全世界の国々の財政はアウトということになる。
国家のバランスシートとは税収等との歳入と歳出の収支尻及び中央銀行の通貨発行高等の債務とそれに相応する債券、証券、不動産等の資産等であって、その健全性を検討されねばならないと私は思うですが、日本ではそのことの議論が避けられているようで、とても残念です。
Moon of Alabamaは、トルドーの辞任について、こんなふうに書いた。「トルドーはカナダ国外の人々にとってあまり重要ではなかった。私は彼について書いたことはない。しかし、私は彼の偽りの目覚めぶりを記憶に留めるだろう。それは、コロナ対策の制限に抗議するトラック運転手に対して非常事態権限を行使したのと同じくらい権威主義的だった。」
あぁ、あのこと・・・、私も思い出した。コロナ禍において、西側各国が得体のしれないワクチン強要やロックアウトにより全体主義的抑圧を人々に押し付けていた中で、カナダのトラック運転手達が果敢にそうした全体主義的抑圧に抗議して、トラックデモを敢行していたのを覚えている。私も心ひそかに拍手と連帯感を持って眺めていた。
あの勇気あるトラック野郎達を弾圧したのが、そうか、トルドーだったか。
また、Moon of Alabamaはトルドー辞任に関して、次のXへの投稿を引用している。
-------引用ここから-------
トルドーの恐怖政治はついに終わりを迎えようとしています。過去 9 年間で多くのカナダ人が生活が劇的に変わり、貯蓄は底をつき、健康は損なわれました。無力感と絶望感に襲われ、私たちの多くは子供たちを守るために他国に逃げました。トルドーの辞任で彼が引き起こしたすべての被害が帳消しになるわけではありませんが、これは素晴らしいスタートであり、私たち全員が知っていて愛していたカナダを破壊した、破壊的で分裂的なリベラル政策の終焉の始まりとなることを願っています。今年も私たちの愛するすべてのカナダ人に神のご加護があり、善が悪に打ち勝ちますように。
-------引用ここまで-------
https://x.com/Countrysideruss/status/1876546943645585812?t=DIJX99FCTbq3aV6rXh5vRg&s=09
この投稿をした方は、今ロシアに住んでいるという。
トルドー辞任に際して、「世界の主要な民主主義諸国は、ますます不安定化に直面している」と宣うのはグローバリスト達だろう。もっと言うなら、DSだろうし、軍産複合体だろうし、金融資本だろうし、戦争屋だろう。彼らは、人権だの、LGBTQだの、自由民主主義だの、様々な美しく装飾した皮を被りながら、その実は戦争を煽り、戦争から利益を引き出す特権的エリート達だ。ツケは全て庶民に回す。
思うに“民主主義“は不断に鍛え、磨き抜かれなければ、維持できないものだろう。従って、“民主主義“を自認した時点でもはや形骸化したものになっているのではないか?選挙や代議制は民主主義を確実に保証するものではないだろう。
エマニュエル・トッド氏は、西洋を「リベラル寡頭制」と喝破したが、西側はそんな自覚はまるでなく、自由民主主義というセルフイメージに基づき西側以外に対して上から目線で説教を垂れる度しがたい勘違いぶりだ。そんな国々の首相がまた一人失脚した。溜飲が下がる思いだ。