ダイハードラストデイ


世界一不運な男の活躍を描く、ブルース・ウィリス主演のアクション映画『ダイハード』シリーズ最新作の『ダイハード/ラスト・デイ』の日本語吹き替え版で、主人公ジョン・マクレーンの息子ジャック役を故・野沢那智さんの息子で俳優の野沢聡さんが演じることが明らかになりました。

詳細は続きからどうぞ。
 

 
2010年、惜しくも亡くなられた野沢那智さんは、1990年の『ダイハード』の地上波放送以来、長年ブルース・ウィリスの声優を努めてきた人物。ブルース・ウィリスの吹き替えといえば、野沢那智さんというイメージを持っている方も多いはずです。


ダイハードラストデイ


そして今作『ダイハード/ラスト・デイ』の日本語吹き替え版では、ブルース・ウィリス=ジョン・マクレーンの息子ジャック(写真右)を、野沢那智さんの息子で、舞台を中心に活躍されている俳優の野沢聡さん(写真左)が演じます。

自らの父親が演じてきた人気キャラクターの息子役を演じるにあたり、 野沢聡さんは以下のようにコメント

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確か「ダイ・ハード4.0」のリハーサル用に、少しでも鮮明に資料映像が見取れるようにと、当時としてはまだ比較的高価だった液晶テレビを父にプレゼントした記憶があります。天才肌と称されることが多い父・野沢那智でしたが、実は大変な努力家で、寝食も忘れるほどリハーサルに没頭し、それこそ命を削るように一言一句にまでこだわっていました。だからこそ、そんなプレゼントもふと自然に出来たのでしょう。

そんな父の姿を見てきてしまったせいか、声の仕事に対しては、生半可な覚悟で手を出すべきではないと思い、控えてきました。しかし父が旅立った後、僕もいよいよ一大決心をして真正面から声の仕事に取り組ませていただくようになりました。

「ダイ・ハード」という作品に、なみなみならぬ意欲で心血を注いできた、父の背中を間近で見てきた息子としては、本作品への出演が決まったとき、「すべてはこのためだったのか!」と身震いするほどに受けた衝撃的な感覚は未だに忘れられません。

リハーサル中はもちろんですが、収録日も、晩年父と過ごした懐かしい日々が脳裏をよぎり、「A GOOD DAY TO DIE HARD」、とても良い濃密な一日となりました。拙いところも多々あると思います、しかし、せめて思いだけでも負けぬよう収録に臨み、精一杯、体当たりをして取り組ませていただきました。後は皆さんにとっても、特別な作品となるよう心から切に願うばかりです。

最後に僭越ながら、「ジョン!後は俺に任せとけ!!」 By ジャック


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野沢聡さんの、父親と今回の映画に対する並々ならぬ強い想い、そして、覚悟を感じさせます。目頭熱くなる、まるで映画のような感動的な展開。これは、吹き替え版で見たくなってきた...!

個人的な話になりますが、私の母親が野沢那智さんの昔からのファンで(アラン・ドロンの吹き替えから)、私は野沢那智さんのブルース・ウィリスで育った世代、というわけで我々親子共に大好きな声優さんでした。もしかすると、これは親子一緒に映画を見に行く機会かもしれません。母親と一緒にジョン・マクレーンの名台詞『イピカイエー(以下略)』を堪能するもの面白いかも?

今回ご紹介した、『ダイハード/ラスト・デイ』は2013年 2月14日(木)から全国公開。バレンタインデーは『ダイハード/ラスト・デイ』で決まりですね!

(c)2013Twentieth Century Fox


『ダイハード/ラスト・デイ』公式サイト

(傭兵ペンギン)

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