基本コンボ10割の世界へようこそ。
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格闘ゲームの世界において、10割コンボ(体力MAXからそのままKOまで持っていける連続技)は基本的にあってはならぬものです。ゲームの醍醐味(だいごみ)である、「駆け引き」の存在を否定してしまいますからね。
しかし、バランス調整が発展途上だった昔の格闘ゲームでは、10割コンボが複数存在することも珍しくありません。例えば、SNKの『ザ・キング・オブ・ファイターズ95』(以下『KOF95』)では、ほぼ全キャラが10割コンボを持っています。
というわけで、そんな10割コンボの数々を60個程度まとめた動画「【KOF95】即死連続技を60点ほど集めてみた【減り過ぎ】」をご紹介。
いやあ、爽快な減りですね。こんなすごいダメージが出るのには、ちょっとした理由があります。
というのも、本作はダメージにある程度ランダム性があるのです。さらにパワーゲージ(画面下の短いゲージ)がマックスだと、攻撃力が1.5倍、受けるダメージも1.125倍になるという、およそ素の状態の攻撃力を考慮しているとは思えないシステムになっています。
お互いがパワーマックスだと、7割弱増しのダメージが出てしまうわけです。この状態で超必殺技でも当てようものなら、それはもうとんでもないダメージに。
まあ、動画内にはパワーマックスどころか、超必殺技すら使ってないコンボもたくさんあるんですがね。なんということだ。
せっかくですので、動画内より私が特に気に入ったコンボベスト5をご紹介いたしましょう。
【第5位】草薙京:ジャンプ強キック→屈弱キック×2→七拾五式・改×4
本作には「弱強すり替え」というテクニック(バグ)があり、強攻撃と弱攻撃の特性を合わせ持った必殺技を出すことができます。これを七拾五式・改で使い、KOするまで浮かせ続けるという外道コンボがこちら。
このコンボがあまりにも強すぎるため、ゲーマーの間では最終的にラスボスのオメガ・ルガールよりも草薙京の方が強いという結論に至ったそうです。いくら主人公とはいえ、それはいかんでしょう。
おかげで当時のゲーセンは、あっちで草薙京、こっちで草薙京、その向こうでは裏ワザコマンドで出現させたオメガ・ルガールが暴れ回るという地獄絵図になっていました。本当に地獄でした。
なお、この地獄は後に暴走庵と暴走レオナという隠しキャラ2名によって再現されてしまうのですが、それはまた2年後のお話。
【第4位】八神庵:弱葵花(画面端の追い込まれた状態で空中ヒット)2段目止め×5→鬼焼き
画面端から画面端まで浮かせ続ける、ギャグにしか見えないコンボ。いや、「コンボ」と言っていいのかどうか、判断に悩みますが。
空中で弱葵花が当たった時のみできるそうです。「お手玉」という言葉がしっくりきますね。
【第3位】クラーク:ジャンプ強パンチ→弱パンチ×6→バルカンパンチ→ガトリングアタック
『KOF95』のバルカンパンチは、爽快感が高いですね。ラルフのバリバリバルカンパンチも、本作が一番好きです。
【第2位】大門五郎:(お互いパワーマックス)ジャンプ強キック→立ち強キック→超大外刈り
まさかの3ヒット10割。こんなのやられたら、しばらく時が止まります。
【第1位】二階堂紅丸:(お互いパワーマックス)雷光拳
雷光拳。相手は死ぬ。
【同率1位】ビリー・カーン:(お互いパワーマックス)超火炎旋風棍
超火炎旋風棍。相手は死ぬ。
以上、マイ・ベスト・10割コンボでした。最後の方にコンボじゃないのが紛れていますが。
とんがったバランスのゲームですが、当時はそこがウケたんだなーという気もします。久々に、『KOF95』がプレイしたくなってきました。
【KOF95】即死連続技を60点ほど集めてみた【減り過ぎ】[ニコニコ動画]
(コンタケ)
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