今最も忙しい声優の一人として知られる、花澤香菜さん。初の主演映画も公開され、声だけでなく映像の役者としても飛躍を始めた彼女ですが、その一方で今最も旬な音楽アーティストとしての側面もあります。
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先日の5月3日、4月にリリースされた3rdアルバム『Blue Avenue』を引っさげてのライブツアー初日を自身初となる日本武道館で行い、これを見事成功させたばかり。今まさに花澤香菜さんは波に乗っている真っ最中です。武道館公演には僕も参加しましたが、すごかった! 楽しかった!
そこで、これからは月に一度、花澤香菜さんの活動をいくつかピックアップして、お届けしていきます。これを読めば、花澤香菜の音楽活動はだいたいカバーできる、そんな風にしていきますよ!
今回は初回ということで、まずはアーティスト・花澤香菜の略歴などを簡単にご紹介。
■アーティスト花澤香菜とチーム花澤
花澤さんは、2012年にデビューシングル『星空☆ディスティネーション』で音楽活動をスタート。これまでに8枚のシングル・3枚のオリジナルアルバムをリリースし、ライブ活動も精力的に行っています。
アルバム名を関したライブツアーのほか、リリースイベントや女性限定のファンイベント「かなまつり」でのアコースティックライブ、自身のラジオ番組の公開録音の場(公録なのに12曲も披露!)などでパフォーマンスを行ってきました。「ライブをもっとたくさんやりたい」というのは、花澤さん本人の言葉。当の本人がライブをいちばん楽しんでいるのが良いところです。
8thシングル『君がいなくちゃだめなんだ』作曲・編曲:北川勝利
プロジェクトスタートから現在まで、花澤香菜のサウンドプロデュースを継続して担当しているのが、アニメ関連の楽曲も多く手がける音楽ユニット・ROUND TABLEの北川勝利さん。花澤香菜の音楽プロジェクトを語る上での最重要人物です。
ROUND TABLEとしては、TVアニメ『ちょびっツ』の『Let Me Be With You』や、『ARIA』シリーズの『Rainbow』『夏待ち』、北川さん個人としては坂本真綾さんの『マジックナンバー』や、やなぎなぎの『ユキトキ』などを手がけています。ライブではバンマスとして、花澤さんのバンド「ディスティネーションズ」を率いている方です。
楽曲クレジットには北川さん以外にも、多くの有名作家人が名を連ねており、チーム花澤の層の厚さを感じます。Cymbalsやソロでの活動を経て、現在は清浦夏実さん(※1)とのユニット・TWEEDEESで活躍する沖井礼二さん、同じくCymbalsの矢野博康さん、マニュアル・オブ・エラーズの宮川弾さん、クラムボンのミトさん、ノーナ・リーヴスの西寺郷太さんと奥田健介さん、カジヒデキさん、meg rockさん、神前暁さん、中塚武さん、Base Ball Bearの小出祐介さん、Sound Aroundなどが参加。
1stアルバム『claire』のリリース時には、その作家陣の並びから「渋谷系」のタグ付きで話題になることが多くありましたが、最近では6th、7thシングルで、ハウスユニット・Studio Apartmentや、花澤さんが大ファンであることを公言している、やくしまるえつこさんがプロデュースを手がけるなど、幅を感じさせる動きも見せています。
やくしまるえつこトータルプロデュースによる7thシングル『こきゅうとす』
また、最新アルバムとなる『Blue Avenue』に収録されているM11『Dream A Dream』をイギリスのポップデュオSwing Out Sisterが手がけたことや、同アルバムのM1『I ♥ NEW DAY!』、M3『Nobody Knows』ではスティーブ・ジョーダンやウィル・リーなど、著名なスタジオ・ミュージシャンを招いてニューヨークでレコーディングを行なうなど、規模が一気に大きくなってきていることを感じさせるアサインも。
作詞の面では、坂本真綾さんの楽曲を多く手がけている作詞家の岩里祐穂さんが多くを担当。最近では、岩里さんと相談しながら、花澤さん本人が作詞を手がけることも増えてきており、最新作『Blue Avenue』収録のM10『プール』では、花澤さんの心情を表した虚無感を感じさせる歌詞にはっとさせられました。
いかに素敵なチームが花澤さんをサポートしているかがお分かりいただけたのではないでしょうか? 「どうだ、すごいメンツでしょ」というわけではなく、「なるほど、そりゃいいものができるわけだ」という裏付けになるかと思っています。
もちろん、これは花澤さんの声や、声優として多くの作品に携わっていながらも、音楽活動への強い意欲があってのこと。何か課題を与えても、次へ次へと成長を続けるアーティストとしての花澤さんに期待を寄せているのは僕らリスナーだけでなく、作家陣も同じで、その期待がまた次の作品の中身に反映されていく。今アーティスト花澤香菜を聴かずして何を聴きますか!
(※1)清浦さんは花澤さんの楽曲でたびたびコーラスを聴かせてくれています。『マジカル・ファンタジー・ツアー』、TWEEDEESのメンバー沖井礼二さんが手がける『旅立つ彼女と古い背表紙』など。
...と、気づいたら前段のつもりがだいぶ書いてしまいましたが、このまま4月のまとめをやらないまま終わると企画の趣旨がよくわからなくなるので、4月のまとめは短めにお届けしましょう。
■3rdアルバム『Blue Avenue』全曲試聴動画を公開(4月1日)
4月初日からダイナマイトが投下された勢い。楽曲だけのバージョンに加えて、花澤さんがそれぞれの楽曲についてコメントを添える「花澤解説 Ver.」も同時公開されています。待ちに待ったアルバムのサウンドを全曲一気に聞けるということで、当日はテンションが上がりすぎました。
■公式サイトがリニューアル(4月8日)
アルバムに向けたリニューアル
目を引く大きなビルボード、新着が見やすいTOPICS、YouTubeを活用し映像を見せる構成にリニューアル。すごく使いやすくなりました。数日後、ツアー特設サイトもオープンし、アルバム発売に向けて、いろんなものが動き始めます。
■全曲試聴アナザーバージョン公開(4月10日)
サウンドプロデューサーの北川さん、エンジニアの香椎さん、アニプレックススタッフによる解説付きの全曲試聴アナザーバージョン。制作時のサウンド面の裏話などが聞ける貴重な音源です。花澤さんの音楽プロジェクトは、音楽ファンも取り込んでいくことを狙っているのではないかと思います。4月22日にはYouTubeでも公開に。
■3rdアルバム『Blue Avenue』リリース(4月22日)
本日はいよいよ、3rdアルバム"Blue Avenue"の発売日!! ニューヨークをテーマに、ちょっと大人っぽい花澤香菜の魅力がつまったアルバムです!! 皆さま是非お聴きください!!(ス) #hanazawa pic.twitter.com/gikuhYv3sV
— 花澤香菜STAFF公式 (@hanazawa_staff) 2015, 4月 21
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2014年2月26日にリリースされた2ndアルバム『25』から待つこと1年2カ月、「ニューヨーク」をテーマにジャズ、ハウス、フュージョン、AOR、レゲエなど、花澤さんにとって新たな挑戦となる音楽ジャンルに踏み込んで作られた3rdアルバム『Blue Avenue』がついにこの日、リリースされました。
ハイレゾ版やシングル『ほほ笑みモード』『こきゅうとす』『君がいなくちゃだめなんだ』のカップリング曲を集めたカップリング曲集も、配信限定で販売開始に。初回生産限定盤に付いてくるBlu-rayには、ニューヨークでの撮影やレコーディング時の映像が収録されており、18分という短めの時間ながらも大満足できる内容となっています。映像がいちいちきれい(褒めてます)。
■ライブリハ映像「live Rehearsal "Side Avenue"」公開(4月22日)
日本武道館を皮切りに全国5箇所で行われるライブツアー「花澤香菜 live 2015 "Blue Avenue"」のリハーサルスタジオでの映像が公開に。
リハスタでツアーグッズを紹介したり、3月末に始まったツイッター公式アカウント用の写真撮影のほか、リハ中の演奏も聴くことができるレア映像となっています。当初は公式サイトの埋め込み動画でしたが、4月28日にYouTubeでも公開に。
うぉっ!!!!武道館、明日だ!!!!!!やった~!!!!!!!! はぁ~、楽しみだなあぁぁぁ~\(☆o☆)/ みんな、気をつけて来るんだよ~!!!!!! 今日は早く寝るぞ!!花 #hanazawa pic.twitter.com/zRqH2yXYZy
— 花澤香菜STAFF公式 (@hanazawa_staff) 2015, 5月 2
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「短めに」と書いたのは自分なのですが、明らかに長いですね...。まあこれは新作アルバム発売ということで、チーム花澤がたくさん動いている証拠でしょう。次回は5月3日に行われた、日本武道館でのライブの様子を中心にお届けしようと思っています。
[花澤香菜 オフィシャルサイト]
[花澤香菜 Official YouTube]
花澤香菜STAFF公式[Twitter]
(ベーグル鈴木)
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