1918年、アメリカのニューヨークで取られた特許の中には、男性不能対策のために発明された道具が存在するようです。出願者は、バーナード・シェインクマン氏。ちなみに特許番号は「US 1270880 A」です。
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さて、この珍道具、どのように使うのでしょうか?
粗チンでフニャチンにも使えるのか?
使い方は図の「B」部分を骨盤にあてがい、ワイヤー仕込みのゴム製台座「A」にサオをセット。ゴム素材で造られた「D」のカバーを「B」の所までスライド・ダウンさせて、チ○コ全体を包みながら真っ直ぐにするようです。
そして、「C」のグリッピング・リングをカリの下に持ってくれば、「D」のカバーがズルっと前方に戻るのを防ぐことが出来る設計の模様。これにより、陰核海綿体がカチカチに固くならずとも、行為ができるものとしています。
シェインクマン氏は当時、このガジェットよりも効果的かつ自然にセックスの助けになる発明は、他にないだろうと自信満々だったようです。しかし、使用した被験者の感想はこうあります。
使用部位の下にこれを設置した時、尿管がまっすぐ一直線の状態に維持させられてしまいます。なので、よじれや不均等な圧力がかかり、締め付けができなくなってしまうのです。
ちょっと専門的なご意見のようですが、察するにエビ反り型や右曲がりのダンディーには、このガジェットがしっくりこないのではないでしょうか。
ちなみにこのシェインクマン氏は、この特許より前の1898年にも「US 602917 A」という、もっと筒状の「ペニス添え木」を出願していたようです。
今となっては何が動機でこの発明に関わったのかはわかりませんが......もしかしたら、必要は発明の母と言うように、ご自分のために開発していたのかもしれません。
ということで、「THROB」で紹介されていたこの添え木(というかギプス?)。まだバイアグラの無かった100年前には、こういったガジェットに頼るしかなかったという歴史が垣間見られる、貴重な資料かと思います。ただし、効果の程は定かではありませんが......。
[Source: US Patent 1,270,880 via THROB]
(岡本玄介)
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