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サイバーパンクな最狂のデス・マシーン映画3機が再起動ッ!
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サイバーパンクな最狂のデス・マシーン映画3機が再起動ッ!

2015-07-19 23:30
    ハードウェア


    映画『マッドマックス』、そして『ターミネーター』シリーズは、どちらもディストピアな世界でデスなマシーンが暴れる歴史的な作品。しかも、両シリーズともに今年新作が公開されています。


    【大きな画像や動画はこちら】

    そんな傑作2本のファンには是非チェックしてほしい、三大デス・マシーン映画『ハードウェア』、『チェリー2000』、『EVE/イヴ』が初めてDVD&ブルーレイで発売されました。これまで一度もDVD化されていなかったカルトな3本です。

    今回は、その中でも特に「ロック」な『ハードウェア』独占特典映像とともにご紹介。以前、「存在の本質を問いかける低予算ロボット映画の良作12選」でも取り扱った作品です。


    マルコ13がジルを襲う

    三大カルト・デス・マシーン映画の一つ『ハードウェア』

    『ハードウェア』のあらすじ:核戦争後、放射能汚染されてしまった近未来のアメリカ。軍隊上がりの風来坊モーは前衛芸術家の恋人ジルにプレゼントすべくオブジェを制作し、中心にジャンク回収者が持ってきたロボットの頭部を組み込む。しかし、その頭は生物機械兵器「マルコ13」の人工頭脳だった。自らの破損した体を修復し、殺戮機械として復活したマルコ13はジルに襲いかかり――


    『ハードウェア』はカルト的な人気を誇るSFホラー作品。1991年アヴォリアッツ・ファンタスティック映画祭SFX賞を受賞、アメリカの映画サイト「ONLY GOOD MOVIES BLOG」では「史上最高のロボット映画ベスト85」の第1位にも選ばれています。

    公開時にはヒットし、翌年に日本公開もされましたが、制作費150万ドルの超低予算に対して収益が大きかったため、製作者たちの間で仲間割れが起きてしまったとか......。

    本作を手がけたのは、当時24歳だったリチャード・スタンリー監督。『第9地区』や『チャッピー』のニール・ブロムカンプ監督と同じ南アフリカの出身です。

    本人曰く、『サスペリア』でおなじみのダリオ・アルジェント監督の影響が強いようで、強烈な色彩やストロボ・エフェクト、個性的かつ細部までこだわった美術デザインからも、それは感じられます。


    マルコ13の頭部

    ディストピアかつサイケ


    また『ハードウェア』の映画音楽は、ゲーム『クロックタワー』シリーズにも大きな影響を与えたダリオ・アルジェント監督の『フェノミナ』にも参加した、サイモン・ボスウェルが担当。

    内容が面白いのはもちろんですが、本作の人気の理由の一つは、イギー・ポップPiLモーターヘッドミニストリーといったロックの重鎮の楽曲が使用されているという点。

    なお、「ゴッドファーザー・オブ・パンク」のイギー・ポップは声、そして爆走ロックロールバンド、モーターヘッドのフロントマンであるレミー・キルミスターは水上タクシーの運転手として出演もしています。

    以下の特典映像で、その様子をご覧ください。



    冒頭の「WARラジオからお送りしているのは、インダストリアルなチ◯コがついてるアングリー・ボブだよ! まずは、良いニュースから......良いファッキンニュースなんてあるわけないだろ!」などと言っているラジオのパーソナリティを演じているのがイギーです。確かに彼ならインダストリアルなチ◯コがついていても不思議ではありません。

    番組が流れる放送局名の「WAR」は恐らく「Wrestle And Romance」ではなく、戦争の方。天龍源一郎さんがパーソナリティだと聞き取るのが大変ですしね......聞きたいですけど。

    そして、「音楽は好きか?」と自らのバンド、モーターヘッドのナンバー『Rock Out』を再生する運転手を演じているのがレミー。なお、レミーは無免許らしく、このシーンではVFXを使っているようです(たぶん)。

    ちなみに、製作の前にはセックス・ピストルズ、そしてPiL(パブリック・イメージ・リミテッド)のボーカルであるジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)が、この役を演じるとの噂があったそうです。結果的にはPiLの楽曲『The Order of Death』が使われるという形で、ジョン・ライドンは本作に関わっています。

    他にも、イギー・ポップは『Cold War』、インダストリアル・メタルの大御所ミニストリーは『Stigmata』が本編で使われていますが、『Stigmata』のシーンで映るテレビには、なぜかSFヘヴィメタル・バンドGWARの姿が......。




    ディストピアでサイバーパンクなテイストが好きな方は必見、そしてロックファンも必見のデス・マシーン映画『ハードウェア』のDVD/ブルーレイは現在発売中

    同日に「絶対に見たほうがいいカルト映画30選」でも紹介した、女性傭兵がセクサロイドを救出へと駆け抜ける『チェリー2000』、赤い革ジャンにハイヒールの女性ターミネーター(?)が大暴れする『EVE/イヴ』のDVD/ブルーレイも発売されているので、三大カルト・デス・マシーン映画を網羅したい方はチェックしておきましょう。


    チェリー2000

    『チェリー2000』


    EVE/イヴ

    『EVE/イヴ』


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    © 1987 Orion Pictures Corporation. All Rights Reserved.
    © 1991 Orion Pictures Corporation. All Rights Reserved.


    【20世紀から甦った3機の最狂デス・マシーン、再起動!】[KING MOVIES]
    WAR (プロレス)[Wikipedia]

    スタナー松井

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2015/07/hardware-lemmy-special-movie.html
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