※映画『ジュラシック・ワールド』のネタバレがありますので、ご注意ください。
ハイヒールはスタイルをよく見せてくれ、下半身のエクササイズ効果もあり、女性をセクシーに見せる素晴らしいアイテムですが、長時間の着用は熟練者でも苦痛を伴います。
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帰宅すると脹脛はパンパンで、マッサージしないと疲労がとれません。もちろん、ハイヒールで走るなんて至難の技。ましてや恐竜に追いかけられてダッシュで逃げる、舗装されていない土の上やぬかるんだ場所を歩くなんて、不可能の領域です。
ところが! 超ヒット上映中の映画『ジュラシック・ワールド』では、ブライス・ダラス・ハワード演じるクレア・ディアリングが全編にわたってピンヒールで猛ダッシュします。
車を運転している時も、檻から逃げたインドミナス・レックスを追ってフィールドを歩く時も、インドミナスの足跡がくっきり残るくらいぬかるんだ地面も、プテラノドンから逃げる時も、どんな時もピンヒールを履いているのです。
もはやこれは神業の域。あまりの技術に、訳者はハワードのハイヒール捌きを見るためだけに再び劇場に足を運んだほどです。
当然ながら、ハワードのハイヒールに注目したのは訳者だけではなく、多くの人が熱い議論を交わしています。そして、ついに逆転の発想をする人が現れました。
「むしろ全員にハイヒールを履かせたらどうだ」と『ジュラシック・パーク』の全シーンにハイヒールを追加した、『ジュラシック・パーク』シリーズのハイヒールバージョンをご覧ください。
io9が取り上げたこの動画を作ったのは、XVP Comedyのチーム。
ハイヒールの効果は絶大! ハイヒールを追加しただけで、どの恐竜も瞬時に女性らしく、恐ろしさが半減しています。女性の武器とも言えるハイヒールは、恐竜にも使えるわけですね。
ちなみに、io9はこのハワードのハイヒールについてコリン・トレボロウ監督にインタビューしているので、その記事を抜粋してご紹介します。
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――多くのファンが、ブライス・ダラス・ハワードがヒールで走る点に関して指摘していますが、なぜぺったんこシューズに履き替えなかったのでしょうか? ブーツで良かったのでは?
コリン・トレボロウ:この件に関しては、ハワードと何度も話し合ったんだけど、彼女がヒールを履くと主張したんだ。彼女個人にとってはすごく意味のあることなんだよ。
ハワードは、ヒールが女性にとってある種の防具で、ヒールを諦めることはクレアというキャラクターの女性らしさを諦めることだと感じていた。女性がヒールを履かされているとは言いたくないけど、私たちは特定の場面で女性がヒールを履くことを期待している。
彼女はそう感じていたわけだけど、ハイヒールを履いたクレアがTレックスに追いかけられるシーンが議論になることは想像がついたし、演技のやりやすさの問題もあったし、やっぱりロジックの問題もあったから、「他に何か方法はないかな?」と提案はしたんだ。でも、ハワードは「これでやりたい」と譲らなかった。
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ハワードのハイヒールのインパクトは相当のもの。彼女の走りを見るためだけに映画館に足を運んでも損はありません。
[XVP Comedy, H/T Screencrush via io9]
Jurassic World Director Talks About That Infamous Running-In-Heels Scene[io9]
(中川真知子)
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