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『ミッション・インポッシブル』シリーズの危険すぎるスタントの変遷
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『ミッション・インポッシブル』シリーズの危険すぎるスタントの変遷

2015-08-03 21:30
    トム・クルーズの命がけスタントの歴史


    スパイ映画『ミッション・インポッシブル』シリーズといえば、主人公イーサン・ハントを演じるトム・クルーズのアクション。


    【大きな画像や動画はこちら】

    あのアクションは全てトム・クルーズ本人が行っているというのは有名な話。知らない人はビックリするかもしれませんが、これが本当なんです!

    今年で53歳のトムですが、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』ではシリーズ至上最もスケールのデカく(いや、高く?)、危険なスタントに挑戦しています。

    そこで今回は、io9がまとめた『MI』シリーズでのトム・クルーズの危険すぎるスタントの変遷の動画とその要訳をご覧ください。



    1996年、ブライアン・デ・パルマ監督がテレビドラマ『スパイ大作戦』を映画化。この中で、トム・クルーズは、部屋の真ん中で宙づり状態になって体操選手のような動きを見せました。このワイヤーシーンはシリーズの象徴的なシーンにもなっています。

    また、同作品にはスペシャルエフェクトとスタントの合わせ技で再現した列車のシーンがありますが、あれは、実際に高速で走る列車の屋根にトム本人が捕まっているのです。しかし、トムの挑戦はまだまだ終わりません。

    『MI:2』のオープニングシーンでは、休暇を利用してユタ州でロッククライミングを楽しむイーサン・ハントが描かれていますが、このシーンはトムがセーフティーネットなどを一切使わず、ハーネスだけで挑んでいます。トムはダイナミックなジャンプを見せていますが、この時に肩を負傷

    さらに、ジョン・ウー監督による本作には、高速で突っ込み空中で絡み合うという危険なバイクバイクアクションも登場しますが、これもバイクの運転はセミプロ並みというトム本人がこなしています。

    『ミッション:インポッシブル3』はレンズフレアで有名なJ・J・エイブラムス監督がメガホンを取りました。本作のアクションでは、スタントマンが体の60パーセントを火傷するという大怪我を負いましたが、トム・クルーズは数本の肋骨にヒビが入っただけ

    高層ビルからダイブするシーンは、実際のロケーションにカメラを設置出来ないという問題があり、背景はCGで再現しています。しかし、トムのダイブスタントは本物。グリーンスクリーンをバックに華麗なジャンプを見せたトムをカメラが追っています。

    シリーズ4作目の『ゴースト・プロトコル』では、世界一高いビルであるドバイのブルジュ・ハリファを、ハイテクグローブを使って登っていくスタントにトムが挑戦。命綱こそつけているものの、側面を走ったり飛んだりしています。映画史の中でもトップレベルの危険度に間違いありません。

    シリーズを追うごとに危険度が増すトムのスタントですが、最新作『ローグ・ネイション』でもそれは顕在です。本作ではクリストファー・マッカリー監督が「前作で世界一高いビルに挑戦したのだから、観客はもっとすごいのを期待している。でも、もっと高いビルが建つのを待つわけにはいかないから、こういう方法をとった」と、地上約1520メートルを飛ぶ軍用飛行機に安全ロープ一本で張り付くアクションを考案。

    このスタントも十二分に命の危険がありますが(トム以外ならきっと死んでいたことでしょう)、正に死と隣り合わせで挑んだのが、酸素ボンベなしで6分以上も息を止めるという潜水シーンです。マッカリー監督がノーカットで撮りたいと希望したために、トムは2ヶ月間ものトレーニングを受け、この危険極まりないシーンをこなしています。

    あらゆる角度にカメラを設置し、万が一のことが起こったことを考え、スタントマンを待機させて万全の体制を整えていたようですが、トムは息ができなくなって苦しむ様子を演じる必要があったため、演技なのか本当に危険なのかを見極める上で、トムにとってもスタッフにとっても緊張した撮影だったのは間違いないでしょう。

    いかがでしたか? 改めてシリーズを通して見たくなったのは訳者だけではないはず。『ローグ・ネイション』を劇場で観る前に、是非ともトムのリアルなアクションを目に焼き付けておいてください。

    なお、命知らずなスタントをもっと見たい方は、「バスター・キートンのアクション集」、「ジャッキー・チェンのスタント集」もどうぞ。


    [via io9

    中川真知子

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2015/08/mission-impossible-stunts-history.html
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