主に恐怖や不安を表現するために、水平ではなく、あえてカメラを傾けて撮影することを、撮影用語で「ダッチアングル」と言います。
【大きな画像や動画はこちら】
このダッチアングルのシーンを集め、なおかつ角度別にまとめた動画を、Fandor Keyframeが公開しているので、ご覧ください。
こちらは「55本の映画の冒頭とラストのシーンを並べて比較した動画」や「目が眩むほど美しい。映画のレンズフレア・シーン集」といった動画も制作している、ジェイコブ・T・スウィニーさんによるもの。
スウィニーさんは、次のようにコメントしています。
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カメラが傾けられていると、観客はその傾けられた背景に合わせて目を調整しようとするので混乱します。キャラクターが悲惨な状態になっている時、カメラに僅かながらでも角度がつけられていると、観客は(潜在意識レベルでも)より不快に感じるのです。
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以下は、動画に使われた映画のタイトルを原題のアルファベット順にどうぞ(動画に登場する順ではありません)。
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『バットマン』
『バットマン/オリジナル・ムービー』
『愛されし者/ビラヴド』
『ブギーナイツ』
『カリガリ博士』
『カジノ』
『市民ケーン』
『ディパーテッド』
『ダイハード』
『ジャンゴ 繋がれざる者』
『ドゥ・ザ・ライト・シング』
『ダウト~あるカトリック学校で~』
『エド・ウッド』
『死霊のはらわた』
『ラスベガスをやっつけろ』
『フィッシャー・キング』
『イングロリアス・バスターズ』
『アイアンマン』
『レ・ミゼラブル』
『クライシス・オブ・アメリカ』
『ミッション・インポッシブル』
『ナチュラル・ボーン・キラーズ』
『127時間』
『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』
『フィラデルフィア』
『レイジング・ブル』
『ロックンローラ』
『ルールズ・オブ・アトラクション』
『シリアスマン』
『羊たちの沈黙』
『スリーピーホロウ』
『スラムドッグ$ミリオネア』
『スナッチ』
『スター・トレック』
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
『サンシャイン 2057』
『博士と彼女のセオリー』
『第三の男』
『ソー』
『ローズ・イン・タイドランド』
『トランスフォーマー/リベンジ』
『ツリー・オブ・ライフ』
『シャレード』
『12モンキーズ』
『28日後...』
『2001年宇宙の旅』
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The Dutch Angle[Vimeo]
(中川真知子)
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