キスはロマンチックなものですが、必ずしも甘くて幸せというわけではありません。キスが原因で死に至ることもあるのです。
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今回は、io9がまとめたSFやファンタジーに登場する死のキスの数々をご紹介します。
一部ネタバレがあるので、ご注意ください。
■『モータル・コンバット』のキタナ
エデニアの1万歳の王女であるキタナは、鉄扇で相手をバラバラにするのが得意。
フィニッシュはバンダナマスクを外して行われる濃厚なキスですが、相手を水風船の如くパーン! と破裂させる「死のキス」として恐れられています。
■『Ernest Scared Stupid』のトロール
ジム・バーニーのアーネスト・P・ウォレルシリーズ第5弾『Ernest Scared Stupid』は、おバカなアーネストがうっかり蘇らせてしまったトロールに立ち向かう、ホラーコメディ。
トロールの秘密を知る老婆から「ママの愛こそがトロールを退治できる」とアドバイスされ、アーネストはトロールのボスに優しく呼びかけて両手を広げます。
抱き合った2人はクルクルとダンスし、アーネストはトロールのネチョネチョした唇にキス。するとトロールは爆発し、退治に成功します。
■『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』のフレディ・クルーガー
バイセクシャル映画としても有名な『エルム街の悪夢2』にも強烈なキスが登場。
ジェシーへの愛を訴えながら勇気を振り絞って、血を流して普段よりもグロくなったフレディにキスするリサ。その愛のパワーはあまりにも強烈で、炎に巻かれてフレディはデロデロに溶けてしまいます。
バイセクシャルな描写に関しては、以下のAttitudeマガジンが『2』についてロバート・イングランドにインタビューした際のコメントを参照してください。
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『エルム街の悪夢2』にはハッキリとバイセクシャルのテーマが示されているんだ。あれは80年代頭で、エイズ恐怖が広まる少し前だった。
ジェシーはフレディに体を乗っ取られることによって、本当の性欲が表に出そうになっていた。彼の友人は性対象として映されていたんだ。あの映画にはそういったものが含まれている。
内容としては、かすかに匂わせる程度だったけど、マーク・パットンのキャスティングは故意だった。彼は『わが心のジミー・ディーン』でゲイのキャラクターを演じていた。
数年後、『エルム街の悪夢2』でジェシーを演じた俳優マーク・パットンがドキュメンタリーで本当の性的指向を告白することになるとは思わなかったけどね。
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■『パワーパフガールズ』のラウディラフボーイズ
この後に爆発
パワーパフガールズの最大の敵、チンパンジーのモジョ・ジョジョによって刑務所の独房の中に作り出された男子たち。
ガールズが砂糖、スパイス、ケミカルXを含む「すべての良いもの」を材料に作られている一方、ボーイズは囚人の脇毛、カタツムリ、犬の尻尾、そしてケミカルXではなくトイレの汚水で作られています。
一時的にガールズを圧倒しますが、「男の子の弱点」を使うようにアドバイスされ、キスで対抗。ボーイズは屈辱を感じて爆発してしまいます。
■『Beware the Batman』のサイファー
触手で人を操る
『バットマン』に登場するキャラクターのキスといえば、ポイズン・アイビーの操りキスが有名ですが、アニメーションシリーズの『Beware the Batman』にも危険なキスが出てきます。
サイファーは「アップグレードした人間(つまりサイボーグ)」で、人間に緑色の触手らしきものを刺して心を操るヴィランです。しかし、サイファーは操る人間の気持ちも同時に感じ取ってしまいます。
バットマンのパートナーであるカタナとバー博士を同時に操っていたサイファーですが、カタナがバー博士にキスをしたことで、バー博士の感情がサイファーへ伝わり、激しく取り乱しました。
バットマンはその隙に2人から触手を抜き、サイファーの首に突き刺します。
■『Invasion of the Star Creatures』のプーナ博士とタンガ教授
プーナ博士とタンガ教授は地球から遠く離れた、人口過密に悩むカーラー惑星からやってきた美人宇宙人。地球が移住可能な星なのかどうか、ベジタブルモンスターの兵隊を引き連れて調査に来ます。
しかし、そんな2人の計画を邪魔する人物が、フィルブリック二等兵とペン二等兵です。彼らは危うく美人宇宙人にやられそうになりますが、「地球の愛」を教えることで窮地を脱します。その愛とは熱烈なキスに他なりません。
フィルブリックにキスされたタンガ教授はすっかりのぼせてしまい、役立たずな状態に。同じくペンにキスされたプーナ博士も愛の快楽に溺れ、地球で愛ある生活を送ることにします。
■『セーラームーン』のファージ
スターシードを抜かれた人物がなる仮のセーラー戦士たち、ファージ。この雑魚キャラはセーラームーンが放つ「スターライト・ハネムーン・セラピー・キッス」によって浄化されます。
中盤からは、パワーアップしたシルバームーン・クリスタル・パワー・キッスを放つことが可能になりました。
■『スピーシーズ 種の起源』、『スペースバンパイア』のエイリアン
『スピーシーズ 種の起源』のシルは、寄ってきた男を舌で殺します。まさに、死のディープキス!
一方で『スペースバンパイア』のヴァンパイア、マチルダ・メイはそのゴージャスな姿で男性を魅了し、寄ってきた男の精気を吸ってミイラにします。
■『X-ファイル』「胃液」のバージル・インカント
脂肪がとてつもない速さで失われていくバージル・インカントは、その特異体質ゆえに常に脂肪を摂取し続ける必要があります。
結果、彼はパソコン通信のチャットルームで出会った太った女性に胃酸をかけてドロドロに溶かしてから、その脂肪を摂取するというとんでもない殺人を犯しています。
(中川真知子)
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