おはようございます、マクガイヤーです。
いよいよ今週土曜日に初のイベント「山田玲司とDr.マクガイヤーのマイナー生物大バトル:エロい生物編」が開催されます。
場所は阿佐ヶ谷ロフトA、18時開場19時開演です。
おかげさまでチケットの方は売れに売れているのですが、まだ若干枚数余っております。
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002249518P0050001P006001P0030001
今ならまだ買えるYO!
その他詳細は↓で。
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/81516
ちなみに過去に行った「マイナー生物大バトル」の模様は↓で観ることができます。
マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。
○3月10日(土)20時~
「映画界のメフィストフェレス川村元気と映画ドラえもん」
3/3より『映画ドラえもん』第38作である『のび太の宝島』が公開されます。
本作は『君の名は。』や『バケモノの子』などのプロデューサーとして知られると共に、『世界から猫が消えたなら』『四月になれば彼女は』などを書き、小説家としても活躍する川村元気が脚本を執筆した作品になります。
そこで、日本映画界の若き名プロデューサーにしてメフィストフェレスである川村元気と、映画ドラえもんの関係性について迫ってみたいと思います。
○3月24日(土)20時~
「最近のマクガイヤー 2018年3月号」
いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。
詳細未定
○Facebookにてグループを作っています。
観覧をご希望の際はこちらに参加をお願いします。
https://www.facebook.com/groups/1719467311709301
(Facebookでの活動履歴が少ない場合は参加を認証しない場合があります)
○コミケで頒布した『大長編ドラえもん』解説本ですが、↓で通販しております。ご利用下さい。
https://yamadareiji.thebase.in/items/9429081
さて、前回の放送「Road to ぷ女子 in マクガイヤーチャンネル」は如何だったでしょうか?
これまで、番組でもさまざまな機会でプロレス愛を披露してきた那瀬ひとみさん、そして那瀬さんも登場する漫画『Road to ぷ女子』の著者永野あかね先生が、二時間に渡ってプロレス愛を語ってくれました。
5分でわかるプロレスの歴史から、ぷ女子になったきっかけ、ぷ女子からみた新日本とDDTプロレスリングの魅力……というか飯伏幸太とケニー・オメガのストーリーまで、盛りだくさんの内容でした。プロレス弱者な自分にとっても分かりやすいばかりか、いつにも増して熱い那瀬さんと永野先生のプロレス愛を堪能できました。
更には、いつもは自分が作るパワポ資料も那瀬さんに作って頂き、なんだかめちゃめちゃ楽できた回でした。
身重の身に負担をかけてしまったかもしれませんが、那瀬さん、あざーす! 放送後に永野先生と抱き合っていた姿にもじんときてしまいましたよ。産休が終わってからも番組に出てくださいね!
一つ残念だったのは、お二人が着ていたTシャツやトレーナーなどを掘り下げられなかったことです。いずれもプロレス関係のグッズなのですが、番組終了後の打ち上げで聞いた話によると、永野先生が着ていたTシャツは飯伏幸太のサイン入りらしく、慣れないニコ生放送出演を「飯伏と一緒に出演する」という気持ちで乗り切るべく着てきたそうです……そんな良い話、放送中に言ってよ!
そうそう、永野先生からは放送中に紹介した内館牧子のプロレスエッセイ本『プロレスラー美男子烈伝』を頂いてしまいました。
永野先生あざーす!!
内館牧子といえば、なんといっても横綱審議委員のイメージが強いです。当時も今も女性唯一の横綱審議委員で、大阪府知事賞の贈呈を巡って土俵に上がりたいと希望していた太田房江府知事を批判したり、朝青龍と喧々諤々のバトルを繰り広げていました。
特に後者はワイドショーやスポーツ新聞でさんざん報道されました。内館が朝青龍を批判する時に使っていた「横綱の品格」は有名で、明文化されないルールを振りかざす旧体制の象徴としての内館牧子VS実力と行動力で秩序を破壊し新しい風を巻き起こす暴れん坊としての朝青龍という構図、というかアングルがあったように記憶しています。
そんな内館牧子が好角家のみならず、プロレス愛好家でもあったとは、寡聞にして存じ上げませんでした。
というのはこの『プロレスラー美男子烈伝』、プロレスについてほとんど知らない自分が読んでもすごく面白いのです。本書は内館牧子が週間プロレスで連載していたエッセイをまとめたもので、45人のプロレスラーについて書いています。
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大森隆男は美しい。
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天龍源一郎は美しい。
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スペル・デルフィンは美しい。
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……と、どのプロレスラーも「美しい」の一文から始まるのですが、これまでに内館が脚本家・小説家として培った手練手管を使って肉体、内面、生き様における「美」について綴っており、どの頁からも内館牧子の愛を感じます。
まず前書きでは、週間プロレスの編集長から二年に渡って連載を依頼され、断り続けていたことが書かれています。
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とても光栄なことだが、私は一介のファンであって、プロレスを論ずるレベルにはない。
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このように「論ずるレベルにない」とか「語る資格がない」とか「許されない」とかいった言葉を、プロレスファンはよく使います。那瀬さんも今回のニコ生の冒頭で口にしてましたし、永野先生の『Road to ぷ女子』でも「ぷ女子未満のひよっこなのでスミマセン」みたいなコマがありました。
逆にいえば、そのような謙遜がプロレスファンの証といってもいいかもしれません。
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だが、私はいつでも思っていたのだ。これほど奥深いスポーツが、これほどチャーミングな男たちが、どうしてサッカーやプロ野球のようにメジャーになりきれないのかと。くやしいなァと。
そして、考えた。一介の女性ファンとして、レスラーの美しさを書こう。私は彼らとまったくと言っていいほど個人的な接触はないので、つまりは「虚像」である。だが男としての虚像を貫こうとするレスラーのあり方は、「理想の男性論」にも通じる。これなら書いても許される気がした。
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このプロレスラーの「虚像」にフォーカスするというのが、本書のテーマになっています。