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【第375号】水木一郎の役者・タレント仕事として注目したい『課外授業 ようこそ先輩』
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【第375号】水木一郎の役者・タレント仕事として注目したい『課外授業 ようこそ先輩』

2023-02-22 07:00
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    マクガイヤーチャンネル 第375号 2023/2/22
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    おはようございます。マクガイヤーです。

    次のニコ生まで間があるので色々やっておこうと考えているのですが、花粉症で外出するのにストレスを感じてしまう今日この頃です。

    ここ数年、花粉症の症状が落ち着いてきていたので安心していたのですが、今年は例年より約二倍のスギ花粉飛散量が予測されているというのは本当なんだなと思いますね。



    マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。



    〇3月5日(日)19時~「最近のマクガイヤー 2023年3月号」

    お題

    『バビロン』

    『仕掛人・藤枝梅安』

    『バイオレント・ナイト』

    『アントマン&ワスプ:クアントマニア』

    『ベネデッタ』

    『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』

    『エンパイア・オブ・ライト』

    『逆転のトライアングル』

    『ちひろさん』

    『フェイブルマンズ』

    『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』

    『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

    その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



    〇3月27日(月)19時~「『シン・仮面ライダー』と改造人間 庵野秀明」

    (「『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』とトラルファマドール星人」から変更となりました)

    期待の新作映画『シン・仮面ライダー』が3月18日(一部劇場では3月17日)より公開されます。『仮面ライダー』のリブート作品でありつつ、『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』『シン・ウルトラマン』に続く庵野秀明の「シン・シリーズ」四作目です。『シン・ウルトラマン』とは異なり、庵野は脚本だけでなく監督も務めます。

    「僕が観たかったライダーを作るのではなく、僕と同じ世代に「こういうライダーも良いよね」と思ってもらえる、そしていろんな世代に楽しんでもらえる作品にしたい」と、庵野は本作品の制作に対する意気込みを述べていますが、果たして本当にそのような作品なのでしょうか?

    そこで、庵野秀明の人生や他作品を参照しつつ、『シン・仮面ライダー』について解説するような放送を行います。

    ゲストとして編集者のしまさん(https://twitter.com/shimashima90pun)をお迎えしてお送り致します。



    〇4月前半(日時未定)「最近のマクガイヤー 2023年4月号」

    詳細未定

    いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



    〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています

    当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。

    https://macgyer.base.shop/items/19751109


    また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。

    https://macgyer.base.shop/items/25929849


    合わせてお楽しみ下さい。





    さて、本日のブロマガですが、先日のニコ生「俺たちのアニキ!追悼水木一郎 アニメソングの雄叫びクロニクル」で紹介し損ねた水木一郎の役者・タレント仕事について補足のようなものを書かせて下さい。



    ●特撮役者としての水木一郎

    水木一郎は高い歌唱力がありながらも歌謡曲歌手としてパッとせず、アニソン特ソン歌手としてはアニメ・特撮が子供向けとされていた関係上、長い間テレビや一般週刊誌といった表舞台に露出しない日々が続きました。

    しかしその時代、水木は銀座のクラブやキャバレーでは専属の歌手として歌いまくり、土日は遊園地やデパート屋上のヒーローショーで歌いつつ司会もやる……と、なんでもやっていたわけです。


    だからなのでしょう。70年代にアニメ・特撮の主題歌を歌いまくり、子門真人やささきいさおと並ぶアニソン・特ソンの第一人者となった後、オファーさえあれば特撮作品に俳優として出演する機会が子門真人や堀江美都子に比べて何度もありました。60年代から俳優・声優活動を歌手と並行して行っていたささきいさおに比べると少なく、主題歌や挿入歌を歌う歌手が出演もする一種の「レジェンド枠」としてのゲスト出演でしたが、それでも印象に残る役が多いです。



    『時空戦士スピルバン』のベン博士

    水木一郎は『バロム・1』『変身忍者 嵐』にもゲスト出演していましたが、幼い頃の自分が水木を認識したのは『時空戦士スピルバン』のベン博士役です。

    主人公の父親なのですが、第一話から回想シーンでちょっとだけ出てきます。主題歌・エンディングテーマも歌っていることからのゲスト出演なのかなと思って観ていると、壮大な伏線が仕込まれているらしいことが分かります。

    敵の幹部の1人にドクターバイオというキャラがいるのですが、主人公スピルバンの姉ヘレンがドクターバイオを「お父さん」と呼んでいたり、ドクターバイオ自身が洗脳改造されていたりする描写がなされます。で、とうとうドクターバイオの正体が、洗脳改造されたベン博士であることが判明します。ヘレンには異様な愛情を抱いているのですが、スピルバンの記憶は消されているのです。

    つまり、『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーをやろうとしたわけですね。

    『スピルバン』は『シャリバン』『バイオマン』『フラッシュマン(同年放送)』と同様の「宇宙のみなし子」モノなのですが、新味として『スター・ウォーズ』的な家族の悲劇を入れ込もうとしたのだと思います。

    ちなみにドクターバイオの声はスーツアクターもやるプロの声優 高橋利道が担当しています。一方で最終回、ドクターバイオはひょんなことからベン博士の記憶と姿を取り戻すのですが、このベン博士はきちんと水木一郎が演じているのですよ。で、スピルバンとヘレンを守るために、自らの身を犠牲にするのです。

    この展開もダースベイダーそのままといってしまえばそれまでなのですが、息子や娘を助けようと死に物狂いで頑張るベン博士の姿を、俳優が本業ではない水木一郎が精いっぱい演じていて、本当にイイのですよ。戦闘が本業でないベン博士の思いと、俳優が本業でない水木一郎の頑張りがシンクロしてる感じですね。


    放送でも言及した通り、自分は初期エンディングテーマ『君の仲間だスピルバン』が好きなのですが、この歌詞

     
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