フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
松井久子監督が映画「不思議なクニの憲法」を作った。彫刻家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモアを描いた日米合作映画の「レオニー」が代表作である。彼女は女性を中心とした市民の資金を母体に映画を作ってきた。
今日本は大変な曲がり角にある。何とか、日頃、憲法に関心のない人に憲法を伝えたいという思いから今回の映画が作られた。
早稲田大学の試写会で、監督への質疑応答の時、「憲法の映画作るといったら離れていった人達いました」。そうでしょう。日本はいまそういう国だから。製作者側の案内( http://fushigina )。
***************************
憲法には「私はどう生きるべきか」が書いてある。
この映画は、憲法論議が政治によって進められるのでなく、主権者である 私たち国民の間に広がることを願ってつくられたものです。
国のかたちをきめる憲法に、
一方、先日の孫崎先生と進藤栄一先生の対談は私にとって実に真実を突いた感動的なものでした。日本で一般に憲法9条はマッカーサーが押し付けたものだと考えられているが、実はそうではない。日本人が考え発案し採用され具現化したのだとの進藤先生の解説はとても説得性に富んでいました。
古くは土佐の自由民権運動家の植木枝盛が主張しており、敗戦後すぐに幣原喜重郎が発案し、芦田均がケロッグ・ブリアン不戦条約に依拠しGHQに説明、芦田小委員会が設立され、詳細議論し具現化したものだとのことでした。9条2項の裏に芦田小委員会の議事録がありそこに自衛権の存在があるとのことでした。実に納得行くものです。
続く
Post