• このエントリーをはてなブックマークに追加

younghopeさん のコメント

お話のとおりなのですが、自分で物事を考えない国民は簡単に騙されてしまう。日本国民は、「日米同盟安保条約があるから、日本を守ってくれる。だから、米国の要求はすべて受け入れなければならない」という米国頼み神話に包まれている。

外交の現場、特に米国のための米国の戦争の現地から、米国の戦争に正義がないことを訴え続けてこられた孫崎さん、天木さんの言葉は、説得力に満ちている。残念ながら、当時の安保闘争を経験していない両氏が、日本の国益をかけて職をかけて訴えておられた警告というか、日本の進むべき道が、安保の壁のため、東京の逆鱗に触れてしまった。
安全神話は、絵空事であるが、本当のように、世間に流布されてある。安保を否定することは一切タブー視されていたのです。孫崎さんたちが訴えても、日本から米国の基地の如く中東の戦場に米国兵が派遣されているのに、米国に抗議一つできない日本政府、外務省に対する怒りはさぞかし大きかったに違いないと、両氏の無念がよく理解できるのです。米国の論理は、理性的であり、冷徹であり、私情の挟まれる余地がないことを銘記すべきでしょう。日本に極めて理解があるように見えるが、日本の支配機構が安倍氏独裁体制支配になれば、米国の論理が鎌首をあげてくる。日本国民の生活レベルが米国より上などということは絶対許せないことであり、どこかで征服民扱いになるのでしょう。
No.1
102ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  私たちが日本の安全保障を論ずるとき、米軍はつねに日本の防衛のために戦ってくれるものだと考えます。そしてその根拠として日米安保条約をあげます。しかし多くの人は驚くと思いますが、厳密に言えば、米国は日本防衛の義務を負ってはいないのです。  この点についても自著『戦後史の正体』で詳述しています。 ****************************  この条約(一九五一年締結の旧日米安保条約)がもつ意味について、米国の歴史学者マイケル・シャラーは『「日米関係」とは何だったのか』のなかでこう解説しています。 「アメリカが極東(東アジア)のいかなる場所に対しても使用できるように、『日本国内および周囲に陸海空の軍隊』を維持するよう日本側から『要請』することに決定した。これらの軍隊には日本の防衛は要求されておらず、いつでも引きあげることができ、また日本国内の騒乱にも使用することができた」
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。