KUBOTAさん のコメント
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A 事実関係
10 月 15 日朝日報道
東京都の豊洲市場(江東区)の主な建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で15日、8年ぶりに設置された都の専門家会議の初会合があり、建物下の空間の大気から、国指針の最大7倍の水銀が検出されたことが報告。同会議は、健康被害の危険はないとみているが、測定を続けて原因を調べる。
水銀は、指針値の1立方メートルあたり0・04マイクログラムに対し、2施設で同0・044~0・28マイクログラムを検出。最大で7倍。
指針値は「健康リスクの低減」を目的に国が示す指標で、事業者の排出抑制目標などに用いられる。2003年に環境省の審議会は「短期的に上回っても直ちに健康に悪影響があるものと解するべきではない」とした。
B: 評価
朝日はまた、環境問題で危険を過小評価する記事を書いた。
2003年に環境省の審議会は「短期的に上回っても直ちに健康に悪影
この汚染の値が民間の土壌汚染浄化現場であれば,行政・専門家会議は浄化後の検出値が基準値を超えた場合「大丈夫問題なし」と許可OKを出してくれるであろうか.そんな事はない.僅かでも数値が基準値を超えれば「NO!.再浄化やり直し」の答えを行政は出さざるを得ない筈だ.身内だと甘い基準がまかり通るのが常識なのであればそれこそが問題だ.もっともそれが東京伏魔殿?行政伏魔殿なの?.
それにしても,どうして大気中の「水銀」濃度測定が分析項目に入ったのだろうか?.現場の土壌中や地下水中にあらかじめ「水銀」の汚染検出があったとか,強く疑われていたとかでなければ普通は分析項目に入らない筈だ.もともと土壌中に水銀汚染があってそれが地下水中に溶出し,空気中に揮発したと考えるのが一番自然だろう.構造物のコンクリートや砕石が原因とは当たり前だが到底考えられない.
専門家会議の動画や記事を見る限りでは,水銀の出所を思案しているようなので,これまで2年間のモニタリングをして来た観測井の地下水分析項目に「水銀」の分析項目が抜けているような印象も受ける.モニタリング観測井の地下水に「水銀」分析項目に入っているの?.入っていなければそもそもこれまで地下水分析結果で「水銀」が検出される筈はないよね.
ちなみに,「水銀及びその化合物」の土壌溶出量基準・地下水基準は「水銀が0.0005mg/L以下、かつ、アルキル水銀が検出されないこと」となっている.
専門家会議の平田座長,専門家会議が提言した「盛土」対策を全く無視され,反古にされて馬鹿にされたのだから,ルール違反は駄目だと少しは怒ってくれ.伏魔殿の悪知恵を後追い追認するような甘い事はしないで欲しい.でないと東京伏魔殿の悪玉とグルの共犯関係と見られてしまうよ.豊洲は土壌汚染対策法の策定時に予め対象除外してあるから法的に問題なし,安全安心だなんて結論に誘導しないでもらいたい.(2016年10月16日)
日経BPに掲載された「細野 透」氏の下記の記事が興味深い.
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/sj/15/150245/092000052/?i_cid=LfTop
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