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りゃんさん のコメント

孫崎さんは2017-04-21の記事、

「麻生氏は何故、トランプ政権反対とされるTPPを推進するのか。米国ホワイト・ハウス内権力闘争で「グローバル派」が勝利しつつある。11カ国で合意すれば後から来た米国はそれに乗っかればいい。麻生氏の動きは「グローバル派」の指示と推定される」

で、「グローバル派」の勝利の結果、米国が(現在麻生氏が「グローバル派」の走狗となって動いている)TPPにそのうち参加するのではないかと暗示しました。

しかし今回の記事では
「日本などはTPP合意の理由の一つとして日米などの自由主義陣営が基本ルールをつくりそれを中国封じ込めに利用する理念を振りまいていたが、米中通商合意でかかる理念が空念仏化した」
として、「グローバル派」の勝利によって米国はTPPに参加しないだろうということを暗示しています。

いったいどちらなんでしょう。(仮に米中で現在日本がすすめているTPPをともに推進するようなことがあれば両者は矛盾しないでしょうが、ありそうもない。)。

孫崎さんもしっかり分析してほしいものです。

ひとつ考えなければならないのは、「グローバル派」の意味するところですね。単に金儲けを中国としたいということなら、>>7さんのおっしゃるとおり、もともとトランプの考えにあるものです。
それをこえて「ネオコン的なグローバル派」という意味で「グローバル派」が勝利しているのかどうかは、まだ観察が必要なのでしょう。
No.8
91ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A: 事実関係:13日朝日新聞 「 4月初めにあった米中首脳会談から約1カ月。米中両政府は11日、貿易不均衡是正の「100日計画」の第1弾として、農業や金融分野の一部市場開放で合意した。貿易赤字の縮小を重視するトランプ政権に対し、中国側が牛肉の輸入解禁などで一定の譲歩を示した。  米中合意の主な内容 ・中国が輸入を停止している米国産牛肉の輸入を認める、 ・中国の調理済み鶏肉の米国への輸出の早期認可 ・米国からの液化天然ガスの中国向けの輸出を促進 米国企業の完全子会社による中国での電子決済サービスの認可 ・米国は中国のシルクロード経済圏構想の重要性を認識、14日から北京で開かれる首脳会議に代表団の派遣 B: 評価 ・この動きは単に米中関係でなく国際的な経済関係全体に大きい影響を与える動きである。 ・米国内では、米国国内企業を優先する「アメリカ・ファース
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。