• このエントリーをはてなブックマークに追加

younghopeさん のコメント

トランプ大統領のサウジアラビア訪問で大きな出来事は、12兆円にも及ぶ最新鋭武器輸出である。

もともと湾岸諸国のスンニ派とイランのシーア派は、対立関係にあるが、カタールはスンニ派であり、急に他の湾岸諸国と対立関係になることは考えにくい。考えられる理由は、何であろうか。考えられる点。

①12兆円に及ぶ最新鋭武器で、イランに対する姿勢を強化しようとしたが、カタールは同意しなかったのか。
②ISに対する資金援助の道を今後断とうとしたが、カタールは同意しなかったのか。
③アルジャジーラ放送による「アラブの春」に代表される王家打倒に基本的に不快感が強いのか。

いずれにしろ、カタールには、米国の基地があり、一万人もの部隊が駐留している。中東関係に疎いトランプ大統領ののサウジアラビアとの和解工作が、複雑な中東をさらにわかりにくくしてしまった。米軍のトランプ大統領に対する不信感が増すことになり、トランプ大統領の権力基盤が失われていくばかりである。権限を持っていても、信頼できる部下を失うことばかりしていては、権力者として失格なのでしょう。
No.1
88ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
AP通信などによると、中東のバーレーン、サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)の4カ国が5日、カタールと国交断絶すると相次いで発表した。 A: 事実関係  4カ国は、カタールからの外交官の引き揚げや、航空・海上交通の遮断を行うとしている。サウジはアラブ諸国が軍事介入しているイエメン内戦からカタールが部隊を撤収するだろうとしている。バーレーンは断交の理由について「メディアを使って、イランとつながりのある武装テロリスト組織を支援し、バーレーン国内で破壊活動や混乱を広げている」などとしている B: 解説 ・カタール国は、中東・西アジアの国家。首都はドーハ。アラビア半島東部のカタール半島のほぼ全域を領土とする半島の国。ペルシア湾(アラビア湾)に面する。南はサウジアラビアと国境を接し、ペルシャ湾を挟んで北西はバーレーンに、北はイランに、東はアラブ首長国連邦( UAE )に向かい合う。  し
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。