りゃんさん のコメント
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1:事実関係
小野寺防衛相は8月4日、共同インタビューで、自民党検討チームの座長として3月、敵のミサイル基地をたたく「敵基地攻撃能力」の保有検討を求める提言を政府に提出したことについて「提言で示した観点を踏まえ、弾道ミサイル対処能力の総合的な向上のための検討を進めていきたい」と前向きな姿勢を示した(4日朝日新聞)。
2:コメント
現在提言されている敵基地攻撃論は日本の安全保障に全く貢献しないばかりか、逆に日本の安全を危機にさらすもので、日本の安全を真剣に考える場合、ありえない発想である。
北朝鮮の既知を攻撃する場合を考えて見よう。
北朝鮮は、日本を攻撃できる中距離弾道ミサイル・ノドンを200から300発実戦配備していると言われている。このミサイルは山の中に配備されたり、移動式だったりして、この配備状況を掌握することすらできない。敵基地攻撃でこれらすべてを排除する作戦があれ
山の中に配備されたり、移動式だったりする発射台は、発射されたあと、衛星システムを使って位置が特定できますから、そこに日本からミサイルを撃ち込めば良いわけですね。
北朝鮮への敵基地攻撃能力保持というのは、なにも先制攻撃(こちらからの開戦)が前提のわけではなく、すでに北朝鮮と日米とが戦争状態にはいっているときに、北からの弾道弾を「プレブーストフェイズ」(http://www.nids.mod.go.jp/publication/kiyo/pdf/bulletin_j8_4.pdf)で抑止するのが目的です。そのほうが安くて確実なら、当然手段として検討すべきですね。
もっとも安倍首相は今のところあまり乗り気ではないようですが。
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