ついに孫崎さんが「おはよう、寺ちゃん」に出演しなくなられた。非常に残念！毎週録音して聞いてきた。
恐らく、今回のような具体的なデータや事実（facts）をラジオで言われたくない。また、ラジオ局も流したくない。
最近、寺ちゃんが月曜、火曜の提灯持ち解説者に媚びて、孫崎さんにはいらだちを示していた。もっと気骨ある人と思っていたが残念。
これだけ情報統制、情報隠ぺいがなされているということ事態戦時だ。これから何か解決法があるとか、国民性を変える必要があるとか、御目出度い話をしているような時間帯ではない。
これからは、生き延びるための知恵比べとなる。もちろん、現在の支配者は、「帝国」か「資本」を構成する人々である。しかし、過去の進化論的な過程を振り返ると、必ずしも力の強い者が勝ち残っているわけではなく、むしろ、弱い生物が生き残っている場合が多い。強い生物は自分を変える必要がなく、したがって状況の変化に対応できない。弱い生物は状況の変化に応じて変わるしか生きる道がないので進化論的なプロセスを生き延びるのである。
人間社会の場合に「弱い生物」とは何を意味するか？
それが分かっている国家、企業、集団は生き延びるだろう。日本を見回すと、全体としては、どうもその逆の傾向がますます強まってきているのだが、個々の企業、集団レベルでていねいに観察してみると、着実に進化しつつある人々、企業、集団がある。そして、その隣で昔の成功談義にぼけーっとふけりながら滅びゆく人々がいる。
孫崎さんを手放した寺ちゃんも先はない。