• このエントリーをはてなブックマークに追加

フレデイ タンさん のコメント

大戦後、核で殺すぞと脅しをかけて世界を支配しようとした国は米国です。中国やロシアが核大国になったのは核で殺すぞと言われ脅しをかけられ続け辛苦の末に核大国になり今や米の脅しが効かなくなったのです。

そういう先例に学び、北朝鮮が核ミサイルを持ちたくなったということくらいは私たちは理解せねばなりません。北朝鮮を核・ミサイル保有国にしたのは米国の脅しなんです。そういう歴史と米国のメカニズムを熟知するロシアと中国は北朝鮮の核武装解除という作業には米国の期待通り進めることは無いでしょう。米国の属国なのに日本が「北朝鮮の後見役は中国とロシアだから責任がある」との趣旨の発言を行うことは中国とロシアにとっては不快音でしかないでしょう。

ここで我々が認識すべき重大なことは核ミサイル国家として北朝鮮がこの度誕生したことの意味です。それは戦後ずっと続けて来た米国の核に依る脅しの戦略が決定的に行き詰まったという事実です。

そういう認識から出て来る結論は米国はこれまでの態度を変更せねばなりません。変更すれば、核ミサイル問題の殆ど全てが解決の方向に向かうと私は思っているのです。国際問題の解決は、私が思いますに、世界の人々が歴史を正しく知ることから始まるということです。

日本が米国を絶対的存在と崇めて歴史を無視する方向に現在向かっていることはとても憂慮すべきことです。
No.5
85ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A: 事実関係:対北朝鮮「対話の模索を」 ペリー元米国防長官,朝日新聞、2017年11月16日  1994年の北朝鮮危機で米国防長官として問題解決にあたったウィリアム・ペリー氏(90)が14日、朝日新聞のインタビューに応じ、米軍による対北朝鮮軍事攻撃について、「実行可能だとは思えない」と語った。一方、日米両政府は「外交的解決を真剣に模索すべきだ」として北朝鮮との対話を促した。  ペリー氏はインタビューで、94年のクリントン政権下で「巡航ミサイルを使った寧辺(ヨンビョン)(核施設)破壊の計画があった」と明かした。韓国への米軍増派など複数の計画も検討したが、北朝鮮の反撃による被害を分析し、「外交的解決を模索した」と振り返った。  そのうえで、現在の米軍による先制攻撃について、「北はすでに核兵器を持っており被害ははるかに甚大だ。実行可能だとは思えない」と指摘した。  また
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。