Mythe et poemeさん のコメント
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1:カズオ・イシグロ ( 1954 年生まれ ) の代表作は、『私を離さないで』と『日の名残り』であろう。『日の名残り』は英国最高の文学賞ブッカー賞を受賞している。
2:『私を離さないで』と。『日の名残り』のあらすじを見てみたい。
(1)『日の名残り』
あらすじ [ ウィキペディア ]
物語は 1956 年の「現在」と 1920 年代から 1930 年代にかけての回想シーンを往復しつつ進められる。
第二次世界大戦が終わって数年が経った「現在」のことである。執事であるスティーブンスは、新しい主人ファラディ氏の勧めで、イギリス西岸のクリーヴトンへと小旅行に出かける。前の主人ダーリントン卿の死後、親族の誰も彼の屋敷ダーリントンホールを受け継ごうとしなかったが、それをアメリカ人の富豪ファラディ氏が買い取った。ダーリントンホールでは、深刻なスタッフ不足を抱えていた。なぜなら、ダーリントン卿亡き後、屋敷
その真意は分からない。
しかし、[The Remains of the day]の文体がそうなのだが、どこか哀愁と儚さに満ちた文体が、その何ともいえずたゆたう感じで進みゆく時、日本人の私の心の琴線に触れるように思われる。
上の、しみじみとした述懐もそうだ。日本人が「常世の国」(ニライカナイ)を魂の故郷とするように、彼も「母が国、根の国」日本を望郷しているように思えなくもない。
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