りゃんさん のコメント
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籠池氏の拘留について、山本太郎氏と、枝野氏の発言が続いた。
山本太郎氏は「総理大臣夫人という立場性を使い、国有地をタダ同然で差し上げるきっかけ、その橋渡しなどをつくったと疑われる人物が何の説明もすることなく毎日をエンジョイ。一方、籠池氏と奥様は半年以上にも亘り独房で長期間拘束。総理ご自身が口封じのために長期拘留を指示したなんてありませんよね」と国会で質問し、枝野氏は2日TBSで「これは一種の政治犯。勾留継続は「不当」と言われても仕方がない。籠池さんに今さら証拠隠滅の恐れはないですよ。証拠隠滅してるのはむしろ財務省。保釈を認めない理由はない。保釈をして(音声データなど)新しい材料も出てきているので、ご本人に説明を求めたい」と述べた。
そもそも、籠池氏の拘留にどれだけの正当性があるか。
元特捜部検事、郷原信郎氏が月刊『マスコミ市民』二月号に、「日本の刑事司法は“ 真っ暗闇“を寄稿
郷原さんへのインタビューの最後に、インタビュアーが
「籠池さんの口封じとしか思えない気がするのですが」
と聞いているのに対して、郷原さんは、「その通りです」なんて答えてないでしょ。「そう見られても仕方ありませんね」程度も答えてない。正面から答えず、話をそらせてるでしょ。
こういうところにちゃんと気づかないで雰囲気だけ感じてると、踊らされるだけだとおもうんですけどね。まあ、踊りたいならしょうがないか。
詐欺罪と補助金適正法の不正受交付罪との関係には、
①特別法の関係にあるという説
②補充関係だという説
③そのほか、一種の観念的競合だが検察はどっちでも起訴できるというような説
があって、郷原さんは①に立ってるわけですね。
http://qq1q.biz/In7zを読むと、郷原さんは自説を詳しく論証してますが、こういう詳しい論証の必要自体が、逆に、「まだ判例は固まってない」ということを照射してるわけです。郷原さんは①に立つが、大阪地検はそうじゃないというだけですね。
郷原さんの論証は、籠池さんの弁護士にはおおいに参考になるでしょうけど、郷原さんは裁判所じゃないし、まして最高裁判所じゃありませんからね。
「返済済みなら検察は取り上げない」という考え方も①の流れでの主張で、詐欺罪が成立するという立場なら成り立ちませんしね。
枝野さんの
「籠池さんに今さら証拠隠滅の恐れはない。新しい材料も出てきているので、ご本人に説明を求めたい」というのもおかしいですよ。「証拠隠滅の恐れはない」と、「新しい材料も出てきているので、ご本人に説明を求めたい」とが矛盾しているって気づきませんか?こういうのを馬脚をあらわすっていうんでしょうね。
繰り返しますが、雰囲気だけ感じてると、踊らされるだけだとおもうんですけどね。まあ、踊りたいならしょうがないか。
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