• このエントリーをはてなブックマークに追加

りゃんさん のコメント

孫崎さん:
「島嶼攻撃など有事の際」敵対国の戦闘機の参加が見込まれ、格好の餌食である。
 そもそも「有事」の際、島嶼に自衛隊を送り込んで、終わりではない。ここから戦闘が開始する。
 ミサイルが発達した今日、拠点防衛は先ず不可能だ。

これ↑についてですが、たとえば尖閣で紛争が起きた場合の日本側の対応を考えると、尖閣に向かってやってくる人民解放軍を、尖閣から遠く離れて(たとえば船が出港してすぐ)迎撃することは日本にはできないですよね。これは「専守防衛」だからですが、かりに「専守防衛」原則を撤廃したとしても、そういうことは政治的に簡単にはできないんですよ。局地紛争ではなく全面戦争への引き金を日本側からひくことになるからです。

中国側からしても全く同じで、尖閣周辺からはなれて、日本の領土領海上や公海上を飛来中のオスプレイを撃墜することは、純軍事的には簡単でも、政治的にはできにくいんですよ。

「ミサイルが発達した今日、拠点防衛は先ず不可能だ」というようなことを簡単にいいますが、その理論だけを前提に考えると、ではなぜロシアがミサイルやら核兵器やらもっていてもたとえばロシアとウクライナ間の紛争がおきるんでしょうね。ロシアが核兵器搭載したミサイルを相手国の首都につかう可能性を考えれば、相手国はそもそも紛争なんか不可能じゃないですか。

戦争は純軍事的なことだけではなく、さまざまな国際法や国同士の思惑というものがあって形態をなすものです。逆にいうと、そういう国際法や思惑にあまりとらわれない北朝鮮のような国に核兵器をもたせてはならないことにもなります。

ま、孫崎さんの工作にあんまり簡単にのせられないようにすべきだとおもいますよ。


No.4
79ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
陸自オスプレイ、木更津に暫定配備へ 佐賀配備が難航 A -1 : 事実関係 陸自オスプレイ、木更津に暫定配備へ 佐賀配備が難航(朝日) 防衛省は、陸上自衛隊が今年秋に導入する輸送機オスプレイ5機を陸自木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備する方向で最終調整に入った。佐賀空港(佐賀市)への配備を計画していたが、地元漁協の反対で難航しているためだ。木更津駐屯地は日米のオスプレイの定期整備拠点。敷地が広く、地元の理解も得られやすいと判断した。  同省は今月末に発足する離島防衛の専門部隊「水陸機動団」の移動手段として、新年度分5機を含むオスプレイ計17機を2021年度までに導入。機動団の拠点となる陸自相浦(あいのうら)駐屯地(長崎県佐世保市)に近い佐賀空港への配備を目指す。しかし、佐賀県内では、陸自ヘリが民家に墜落する事故が2月にあり、配備はより難しくなっている。防衛省は水面下で陸自高
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。