りゃんさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
A-1 ニューヨーク・タイムズ紙社説「米国は友達達に戦争宣言( America Declares War on Its Friends )
・トランプ政権は、中国企業が鉄鋼などで米国市場に溢れさせるのを止めるため、米国労働者を守るため、欧州やカナダ、メキシコに鉄鋼アルミの関税をかけなければならないという。これは幻想だ。
・こうした対応で、米国の農夫や、バーボン、モーターサイクル等が関税合戦の矢面に立つ。
・これらの国と協議してきたが、協議が長くかかりすぎると、課税を決定した。
・中国が鉄鋼を迂回輸出しているので、それを阻止するというのが政権のいい分である。
・米国の課税で中国の生産能力を減少するのに何の貢献もしないばかりか、米国製品への関税を招く。
・トランプは、同盟国から米国を孤立させる。
・アルミ業界ですら、トランプ政策に落胆したと述べている。
・メキシ
EU等に対しては鉄鋼関税は対象外になっている」という文脈で、このブログで繰り返し取り上げてきた。
たとえばこれ。
http://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga/ar1489434?key=316ed077c984fbf5eea8bb6c9deb6e2bf4386c55870de6336e676d2527eb60db
つまり、孫崎さんは、鉄鋼関税問題を安倍首相攻撃の材料としてあつかってきたわけだ。
一方わたしは、鉄鋼関税問題は、米国の世界的な通商戦略の一環であり、安倍トランプ関係というようなものでどうこうできるものではないということを述べてきた。EU等が鉄鋼関税免除されているのも(4月当時のこと)、「交渉中」であるからだということも、以前ここで書いた。別にわたしになにか特別な情報源があるのではなく、ふつうに調べればわかったことだ。
現在のわたしの興味は、トランプ(とその背後にいる貿易戦略家たち)がどのように今回のことを手じまいしていくのかということだが、わたしにはまだよくわからない。
Post