りゃんさん のコメント
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A -1 : 事実関係-1石破氏、杉田氏発言を「自民の多様性とは言わない」(朝日新聞)
自民党の石破茂・元幹事長(発言録)
総裁選に対立候補を出すんだったら干してやるとか、人事で冷遇するとか、これをパワハラと言わないでなんと言いますか。ほかの意見は許さん、そんな自民党であったと私は思いたくない。
LGBTという方々がいる。日本人の8%いるといわれています。12・5人に1人が、そういういろんな考えを持っています。(自民党の杉田水脈衆院議員の発言を念頭に)「生産性がない」なんてことを言ってはいけない。それが許されるようであって、自民党の多様性とは言わない。懐が深いとは言わない。人の気持ちを傷つけて、平然としているような自民党であってほしいと思っていない。(兵庫県新温泉町、豊岡市での講演で)
A-2 事実関係2
同性カップルは「生産性なし」 杉田水脈氏の寄稿に批判(朝日新聞)
孫崎さん自身もふくめ、杉田水脈氏の寄稿を読んでないことがまるわかりのコメントばかりだね。新潮45なんか読むのはいやだろうが、ぜひ図書館等で現ブツを手にとって読んでみることからはじめたらとおもう。ネットのどっかで杉田氏の文章だけ読むのじゃ不十分(雑誌の特集全体が朝日新聞批判だということがわからない)。
それにしても、いい年寄りが、こんな操作されやすくて、どうすんのとおもう。まさにオルテガ的意味での「大衆」だね。
杉田氏は朝日新聞がLGBTの権利擁護に肩入れしすぎなことに彼女なりの一般常識の観点から違和感を表明しているというのが全体の論調であり、LGBTを社会から排斥しようなどということは言っておらず、賛否はもちろんあるだろうが、杉田氏の議論そのものを排斥しようというほどの話ではない。
もっとも問題な「生産性」のところも、文脈からすれば「生殖生産性」のことで、限られたなかで予算つけるなら少子化のほうがいいのではという意見を暗示しているだけですね。これも賛否はもちろんあるでしょうが。
杉田氏は今回書いていないが、彼女の意見の背景には、LGBT関連に公的予算をつけたりしたら(たとえば「LGBT人権センター」みたいなもの)、そこがサヨク・劣化サヨクの牙城になってしまうという危機感があるでしょうね。実はしばらく前に、杉田氏は「科研費」分配について、同じ危機感から大々的にとりあげていた。それはかなり効果をあげていたとみえたが、そのときのサヨク・劣化サヨク側からの意趣返しということも、今回あるのかなあとおもう。
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