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p_fさん のコメント

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p_f
地位協定の重大な問題性は、既に孫崎さんも繰返し説明してこられた。
例えば「戦後史の正体」では-
「私もよく過激なことを書いているといわれますが、寺崎太郎はもっと激しいのです。
『周知のように、日本が置かれているサンフランシスコ体制は、時間的には

平和条約[講和条約]━ 安保条約 ━ 行政協定(地位協定)

の順でできた。だが、それがもつ真の意義は、まさにその逆で、行政協定のための安保条約、安保条約のための平和条約でしかなかったことは、今日までに明らかになっている』
『つまり本能寺[本当の目的]は最後の行政協定にこそあったのだ』
それではここで、旧安保条約でなにが一番の問題だったか見てみましょう。最大の問題は、旧旧安保条約には米軍の日本駐留のあり方についての取り決めが、なにも書かれていないということです。それは『条約』が国会での審議や批准を必要とするのに対し、政府間の『協定』ではそれが必要ないため、都合の悪い取決めは全部この行政協定の方に入れてしまったからなのです」
結論から始まる言語体系の人間にとって、安保条約、平和条約よりも真っ先に地位協定の中身を注意深く具体化したのは当然のこととも思う。
No.3
76ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。