m.m.さん のコメント
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2018 年 8 月 11 日 日刊ゲンダイ
「千島列島で始まり、千島列島で終わった太平洋戦争」。福井照・沖縄北方担当相が北海道中標津町で開かれたシンポジウムでこう発言した。1941年の太平洋戦争開戦時、択捉島から日本の艦隊が出撃したことを示したものだが、その後、「北方四島は千島列島に含まれない」とする政府見解とは異なる――との指摘を受けて謝罪した。
しかし、日本政府の「国後・択捉(北方四島)は千島列島に含まれない」とする見解は、国際的には詭弁以外の何物でもない。
第2次大戦以降、日本の領土を決定づけたのが、ポツダム宣言(1945年)とサンフランシスコ平和条約(1951年)である。日本はポツダム宣言を受け入れて戦争を終結させ、サンフランシスコ平和条約を受け入れて独立国家となったが、領土問題でどのような表現が使われてきたかを知っている国民は少ないだろう。
ポツダム宣言は〈日本
千島列島を旧ソ連領にすると決めたのは米国なのに、日本政府には「南千島」などとデタラメを教えて日ソ(日ロ)関係の悪化を狙っている。
世界地図を見れば、それが全く根拠のない話だと言うことは一目瞭然なのに。
そんな政府に忖度しているのか、日本国内で販売している多くの世界地図帳は択捉島をページの右端にして、それより先は見えなくしているが、唯一、平凡社の地図だけは「日本周辺」や「ロシア東部」のページで、北海道からカムチャツカ半島までの千島列島の全体状況が分かる。
石破茂が首相になったら、こんなウソも言わなくなるのだろうか。
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