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changeさん のコメント

日米の関心が核廃棄に焦点が当たっているが、南北の首脳会談は、南北の融和のロードマップを描き遂行していくことに重点を置いている。表面的には、核問題を重視しながら、実質的には南北融和を一歩ずつ進めていこうというものであり、米国はともかくとして国際社会の理解は進むとみるべきでしょう。9.19平壌共同宣言で顕著な融和策の一部をあげると

①南北間鉄道、道路の連結
②工業団地と観光事業を正常化させる
③防疫、保険、医療分野協力を強化
④文化および芸術分野の交流と推進
⑤離散家族問題を根本的に解決し人道的協力を強化
⑥金正恩国務委員長のソウル訪問

⑥が進めば、実質的に南北の交流が本格的に始めるということである。核問題の周辺から融和を進めていく方式は極めて戦略的外交力であり、南北が周到に国際社会と米国を天秤にしているとみるべきでしょう。
No.1
76ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長は、 2018 年 9 月 18 日から 20 日まで平壌で南北首脳会談を行った。最近の米国の動きを含め、動向をまとめてみたい。 1:トランプ米大統領は8月 24 日、「朝鮮半島の非核化が十分に進展していないと感じたからだ」として、ポンペオ国務長官に北朝鮮訪問の中止を指示したとツイッターで明らかにした。一 2:ポンペオ国務長官は19日付の声明で 南北首脳会談について「両首脳が朝鮮半島における完全な非核化を目指すとしたシンガポールでの米朝首脳会談の共同声明を再確認したことを歓迎する」と表明し、「アメリカは、米朝関係を変革させる交渉にすぐ入れる準備がある」として、停滞気味の米朝協議を再び加速させたい意向を示し、ポンペオ長官は北朝鮮側に、来週、国連総会に合わせニューヨークにおける李容浩(リ・ヨンホ)外相との会談を打診。さらに、ビーガン北朝鮮担当特別代表と北朝鮮側
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。