フレデイ タンさん のコメント
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半年前位に、私は坂田雅子監督の『モルゲン、明日』を見ました。
坂田雅子監督は日本では原発事故があっても脱原発が出来ない、しかしドイツは全ての原発を廃止している、何故かを問にドイツに行きました。
当初は「メルケル首相が優れているからか」と思って出かけました。
でもそれは違ったのです。
ドイツで、自然エネルギーの利用に踏み切ったのは、大企業ではなかったのです。ドイツ各地で市民が公共の組織を作り、自然エネルギーの電力を配ったのです。それは地域の人々が地域の生活を守る。地域の環境を守るという行動でした。
これまで国が地方に与えるものは、ハコモノを作る、そのような政策だったと思います。
私は、地域は、地域住民が自ら地域の広い意味での環境を改善に動くことでよくなるのでないかと考えています。
「国からカネがくる」それで本当に地域が良くなるのでしょうか。少なくと
ドイツにはフランスが誇る大衆運動の系譜が無いとつい最近まで思っていたが、どっこい、あるんです。ドイツ革命と言われている草の根から生まれた激しい革命です。第一次大戦中、ミュンヘン周辺からアナーキーの運動が展開されているのです。その時、地方の共同体という意識がドイツ人にしっかり根付いたのです。そういう共同体が地方に脈々と今なお息づき自然エネルギーの選択を行ったのでしょう。ドイツの凄さはそれだけではなく、梱包材としてプラステイックの使用を厳しく制限しているのです。
日本では人々の生活と自然環境の保全という概念は実に貧弱。衆議院議員と参議院議員と知事が手を取り合っておらが土地の土建の為に国家予算の分捕りに奔走しているのです。アーネスト・サトウが来日時見て感動した美しい自然はもう無い。壊れた自然を更に破壊しようとして日本人は恥じない。
土建利権の狂騒で済めばまだましだが、最近では戦争も加わり、黄色いシグナルが点灯し始めて居る。お金に狂った日本はその警戒シグナルに気付くことはない。その結果がどうなるか、誰も伝えようとしない。
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