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フレデイ タンさん のコメント

北方領土については、サンフランシスコ講和条約で、まー言ってみれば、当時の米国の代表であるダレス氏と日本の代表である吉田氏が合意し、且つ、ソ連が大戦後、一貫して占有支配を続けている現状においては、ロシアが自発的に譲渡しましょうと言って実行してくれない限り解決はしない、ということが読みとれる。

ロシアと米国が今戦争状態に入っているともみられる状況では、日本がサンフランシスコ講和締結以降その米国に強力な前線基地を提供し続けている環境が重なって、益々もって安倍氏のメデイアを通じての北方領土返還構想は単なる幻想に過ぎないことが良く分かる。

戦後最長のこの政権は、軍国形成志向をうちに秘め、表にはバブルを起こし、好景気感を煽ったが、汚職と不正が蔓延っただけだった。財政赤字と安楽死同然の金融市場の立て直しがずっしりと国民の肩に掛かって来よう。ただ、軍国形成志向はぽしゃった。一安心。


No.1
70ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A: 米国代表ダレスの演説   - 領土問題に関する言及 ( 一九五一年 ( 昭和二六年 ) 九月五日  サンフランシスコ会議における発言 ) ポツダム降伏条項は、日本及び連合国が全体として拘束される平和条項の定義のみを規定しております。若干の連合国の間には若干の私的了解がありましたが、日本も又他の連合国もこれらの了解に拘束されたのではありません。従って、本条約は、日本の主権は本州、北海道、九州、四国及びその他の諸小島に限られるべきことを規定した降伏条項第八条を具体化しております。第二章第二条に包含されている放棄は、厳格に且つ慎重にその降伏条項を確認しています。第二条 (C) に記載された千島列島という地理的名称が歯舞諸島を含むかどうかについて若干の質問がありました。歯舞を含まないというのが合衆国の見解であります。 しかしながら、もしこの点について紛争があれば第二十二条に基いて国際司法裁判所に付
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。