りゃんさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
ウズベキスタンで「中央アジアの相互協力」シンポジウム提出ペーパー。現在、トランプ現象、英国の BREXIT 、独右翼の台頭、世界でナショナリズムが台頭。中央アジアで相互依存協力の動きが出ればこれに対抗しうる力になる等主張。
東アジア共同体構想が急激に勢いを減じたが、背景に米国の圧力。中央アジアも超大国の動き警戒すべし等。
For the development of mutual interdependence in the Central Asia Ukeru Magosaki, Director of East Asian Community Institute,
Japan
Mr. Chairman, ladies and gentlemen
It is my great h
内容については、言葉をぼかしているところもあるように見えますが、
米国に警戒しつつ、中国中心の「相互協力」にいそしみなさい
という話であろうとおもいます。そして、東アジア共同体もそのようなものであろうと逆に想像できますね。
しかしわたしから遠くウズベキスタンの人々にアドバイスするなら、米国は油断なりませんが、中国もまた油断なりませんよ、と。たとえば今現在中国がやっているウイグルのムスリムに対する大弾圧にたいして、ウズベキスタンの人々はどうおもうのですか?と。
米中とも油断ならないという点についてさらにいうと、
Watch superpowers. Sometimes, they see their benefits from the tensions of the given region, Peace is beneficial to people in the region, but not always same to the governments of superpowers. They often manipulate politicians, officials of the given region.
と孫崎さん自身が書いています。このなかで、 「superpowers」と複数形であることに注意すべきでしょう。
大国が拮抗するなかで、小国が「地域協力」をおこなうさいに大事なことは、まさにその小国の健全なナショナリズムであろうとおもいます。つまり、健全な反中国主義があってこそ、中国との「地域協力」もうまくいくでしょう。そうでなければ、ウズベキスタンは中国にのみこまれるだけでしょうね。ウズベキスタンにとって、「地域協力」と「ナショナリズム」とは対立概念ではないのです。
この点につき、孫崎さんは、「地域協力」と「ナショナリズム」とを互いに対立概念のようにとらえているようでもありますが、詳しい説明をお聞きしたいところですね。
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