りゃんさん のコメント
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「無謀絶望の戦争をはじめる」ハーン
この国のあの称賛すべき陸軍も、軍武すぐれた海軍も、政府の力ではとても抑制のきかないような事情に激発され、あるいは勇気つけられて、貪婪諸国連合軍を相手に無謀絶望の戦争をはじめ、自らを最後の犠牲にしてしまう悲運を見るのではなかろうか
・(日本の)近代の変転、変化の目まぐるしいばかりのあわただしさー一九八七年の社会の改革から一八九一の第一回国会開設に至るものーを考察いただきたい。一九世紀の半ばに至るまで、この民族は、二六〇〇年前のヨーロッパの族長社会と同じままでいた。
・ド・クーランジェ(一九世紀のフランスの中世学者)は個人の自由の欠如ということがギリシア社会の紛乱と結局の壊滅を見るにいたった真因であったと指摘している。
・産業競争に対する能力なども、婦人や子供のみじめな労働力に依存してなされるようなものではありえない。どうあっても個人の知
そこで、ハーンが言おうとしたことは本当はなんだったのか。わたしは「神国日本」は読んだことがないが、興味をもったので調べてみた。孫崎さんが引いているのは、たぶん東洋文庫(柏倉俊三訳)版。自分でも手に入れようかと思ったが古書価が高いのであきらめ、機会があれば図書館で読むことにした。
国会図書館のデジタルコレクションはPDF版が無料で手にはいるが、訳者がちがい、なんとなく底本も異なる気がする(このへんの事情はまったく無知で恥ずかしい。平川祐弘の著書を読めばなにかわかるのかもしれない)。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1939753
(戸川明三訳。アマゾンのKindle版で手に入るものと同じとおもわれる)。
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