りゃんさん のコメント
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■解説
オーナー・トレイシーは一九一三年生まれ。第二次大戦開始とともに、英国情報部局で働き、一九四一年情報省で日本専門家として勤務。トレイシーは、一九四八年英国の「タイムズ」特派員記者として日本を訪問し八カ月滞在。『カケモノ―占領日本の表』(文藝春秋新社、一九五二年)は一九五〇年に英国で発売され、英国図書協会の推薦図書となり、米英でベストセラーとなる。占領下の日本では勿論禁断の書であった。その引用。
〈慈悲深い専制君主達(米軍)は、日本人の物事のやり方は間違っていて、自分達の方が正しいのだという仮定の上に立って、事を進めていたのであった。この人々は、最近の東アジアにおける日本人の狂気沙汰が、歴史的、経済的原因にあると考えないで、不思議な考え方だが、日本人は天皇をいだき社会的な階級制度があるとか、婦人に参政権がないとか、日本人は個人の見地から考えないで家族の立場から物を考えるとか、一般に権威
もっとも、オーナー・トレイシーも日本人がことのほか従順で、2019年になっても9条を改正できていないなどとは想像できなかったのではないでしょうか。ただし、この従順さは、米国にだけ発揮されているわけではありません。
たとえば韓国が徴用工にもっとカネを出せといえば、ろくろく考えもしないで、それが正しいとおもう日本人は一定数います。そういう人たちがまた、9条を維持しようとしている人たちとだいたい重なるわけですね。
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