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oldjapさん のコメント

私の会社員時代の知り合いの一人がレバノン系エジプト人であり、私が日本の総合商社の米国子会社に在籍した時の同僚であり、私が退社したのち数年して、その系列企業の社長に任ぜられた人物である。ゴーン氏の経歴に近い経歴を有し、彼はレバノンのキリスト教徒の家に生まれ、彼が幼少時住んだエジプトのカイロでは、彼の父親はフランス語の教授であったという。私の知人である彼は、フランス語を流ちょうに話し、大学はフランスの大学で化学を専攻し、私が知り合った当時は、当該日本商社のニューヨーク支店の機械部に在籍していた。当然ながら、英語も流ちょうに話し、パスポートはレバノン、エジプト、米国のパスポートを持っていると話していたように記憶する。人当たりが良く、職場の潤滑剤的存在であった。しかし、心の奥底には、頼るべき故国を持たない、孤独な流浪の旅人的な厳しい人生観を秘めていたようにも思う。
No.1
60ヶ月前
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日本の報道機関はゴーン氏がレバノンでは英雄のように扱われていると報道してきたが事実はもっと複雑である。 レバノンは極めて複雑な社会構成で、最も端的なのは宗教構成である。宗教は、イスラム教57.7%、うちスンニーが28.7%、シーアが28.4%、キリスト教が36.2%である。キリスト教徒はフランスと強い関係を持ち、大統領は歴代、キリスト教徒から出る。 現在の大統領はミシェル・アウン氏でマロン派キリスト教徒。 2005 年までの 15 年間をフランスで過ごした。従ってゴーン氏とも近いとみられる。しかし、他宗派の人は基本的にゴーン氏に強い親近感はない。  こうした中で、レバノンは今、きわめて厳しい経済環境にあり、昨年度は経済関連デモが活発化し、その中心は「反腐敗」である。これで首相は辞任表明に追い込まれた。この腐敗のシンボル的存在がゴーン氏になってきている。  他方、ゴーン氏は日産、ルノー時代、イスラエ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。