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changeさん のコメント

このような犯行事例を見ると,「地位・名誉・金」を得れば得るほど、己の論理で己の正当性を主張するいじらしさを超えた見苦しさが前面に出てくる。本人は気が付かないだけに哀れともいえる。

どんな人間でも自分の生き方を否定しては生きていけない。自分の言動の正当性を主張する。主張することは認められている.正当性の判断は立憲国家であれば、法律によって判断される。ゴーン氏の逃亡は法律判断以前の身柄拘束の在り方を問う問題になっている。15億円の保釈金によって、様々な条件を付けられても、日常生活はほとんど一般人と同じ生活が保障されている。米国などでは保釈されても、GPSを足に装着させられる。保釈とは程遠い拘束が妥当といえる保釈である。
考え方によって違うのは否定しないが、日本は告発されても自由な行動ができるといえるでしょう。

ゴーン氏がどのように自己の行動(逃亡)を正当化しようとしても、日本の法律を犯してよいということはない。
ゴーン氏側が考えたことは、日本の法律では、かなりの年数を拘束されてしまうため,拘束を短期間で免れることが可能なレバノンを選んだということである。

今後、ゴーン氏が狙ったように展開するかどうか、極めて疑問です。孫崎さんが挙げておられる①金まみれの腐敗構造をレバノンの人たちが認めるであろうか。②イスラエルとアラブ諸国並びに宗派の対立問題が微妙に絡み合っており、ゴーン氏の思惑が期待できるかどうかの見通しが極めて困難。日本で判決を受けた方がよかったとなる確率の方は高いように思っています。
No.5
52ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
日本の報道機関はゴーン氏がレバノンでは英雄のように扱われていると報道してきたが事実はもっと複雑である。 レバノンは極めて複雑な社会構成で、最も端的なのは宗教構成である。宗教は、イスラム教57.7%、うちスンニーが28.7%、シーアが28.4%、キリスト教が36.2%である。キリスト教徒はフランスと強い関係を持ち、大統領は歴代、キリスト教徒から出る。 現在の大統領はミシェル・アウン氏でマロン派キリスト教徒。 2005 年までの 15 年間をフランスで過ごした。従ってゴーン氏とも近いとみられる。しかし、他宗派の人は基本的にゴーン氏に強い親近感はない。  こうした中で、レバノンは今、きわめて厳しい経済環境にあり、昨年度は経済関連デモが活発化し、その中心は「反腐敗」である。これで首相は辞任表明に追い込まれた。この腐敗のシンボル的存在がゴーン氏になってきている。  他方、ゴーン氏は日産、ルノー時代、イスラエ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。