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りゃんさん のコメント

感染対策か経済かと考えがちだが、経済悪化でも人が死ぬことも忘れてはならない。しかも、チャイナ肺炎で死ぬのはだいたい高齢者(日本では全員70歳以上)だが、経済悪化では若年者も死ぬ。死なないまでも悲惨な生活になったり売春業に落ちたりする。結局のところ、感染による死と、経済悪化による死とのバランスをどうとるかという話になる。そこに正解はなく、米国も悩みつつ議論しつつぎくしゃくしながら行くしかないのだろう。

日本で人気がある考え方は、いまは徹底的に感染対策をおこない、その一方で巨額な財政支出などをおこない経済悪化を少しでも食い止めるというものであり、わたしも基本的にその考えだ。ただしそのためには巨額な国債を発行することになる。日本ではそれはたいして問題ではないのだという論者も多いが、実際のところ後でどうなるかはわからない。

それに、米国がどんなにうまくやっても、感染死も経済悪化も相当なものにあがるのはたぶんもう間違いなく、米国がそうした状態で日本が(日本国内だけでは相当うまくやれたとしても)助かるはずもない。

もともとの原因である中国が(中国が国内の感染制御に成功しているとは、わたしはまったくおもえないが、それにもかかわらず)、なんの下心もなく世界を助けなければならない。そうしなければ、中国は世界から厳しい取り立てにあい、世界は著しく不安定になるだろう。
No.1
55ヶ月前
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米国の感染者数 501,609 US 、死者数 18,777 (4月11日現在)と悪化改善しない中の動き ニューヨーク・タイムズ紙「経済再開めぐり見解対立の中、トランプは“最大決定”に直面」( Torn Over Reopening Economy, Trump Says He Faces ‘Biggest Decision I’ve Ever Had to Make’ (10日、 NYT ) ・トランプ大統領は、①悪化する公共健康状況と②未曽有の経済危機に同時に格闘する中で、次に何をするかについて相異なる方向に引き裂かれんとしている。 彼の実業界の友からの電話はテレビでの病院のイメージと競っている。 公共衛生の専門家はトランプが現在行っていることは機能しており、捨てるべきでないとしている。ホワイトハウスの経済助言者等はこれまでのものは機能していて、今や緩和することを考え始めるべきとしている。  数千人が死
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。