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りゃんさん のコメント

朝鮮戦争は、国連軍と北朝鮮・中国との戦争です。国連という組織からみれば、正当性はまぎれもなく国連軍のほうにあり、北朝鮮・中国はいわば賊軍ですね。しかも賊軍というのは濡れ衣ではなく、北朝鮮・中国がみずからの欲望のために戦争を開始した側であることは、今までの孫崎さんの記述からも明らかです。

日本は国連軍に協力したのであり、国内法的な整備に問題があったのだとしても、国際法的にはなにもおかしなことはしていません。それどころか、国連に協力したのであれば、国連という組織からみる見方にたてば、誇っていいことだとおもいます。また、国連の敵に対して国連としてたたかう場合には憲法9条違反の問題も生じません(「国権」の発動ではないから)。なお、2020年のいま現在も、日本には「 朝鮮国連軍後方司令部」があります。

そうした点の理解なしに、国連についてつまみ食い的に論評したり、ともすれば米国のほうが賊軍であったかのような妄想をいだく論評が世間にはあるのですが、おかしなことだとおもいますね。
No.7
53ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
朝鮮戦争の勃発とともに、警察予備隊が作られ、これは国会審議を経ての法律でなく、内閣が自分で出せる政令で決めました。日本国憲法の根幹、「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である」が侵されました。 そして、「民主主義」「自由主義」の要、報道の自由も侵されます。具体的な条文を見ます。 第一九条【思想及び良心の自由】思想及び良心の自由は、これを侵してはならない、 第二一条【集会・結社・表現の自由、通信の秘密】1 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。。 朝鮮戦争が始まったのは1950年6月25日。そして7月29日日経新聞三面は次の出しで報道します。「報道界の赤色分子解雇」この中で、各報道機関の解雇者数を次のように報じます。朝日七二、毎日四九、読売三四、日経二〇、東京九、放送協会九九、時事一六、共同三三.驚く数字です。日経新聞の見出しの「赤色分子」という表
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。