りゃんさん のコメント
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日本は8月15日ポツダム宣言を受諾した。そして9月2日降伏文書に署名して、戦争を終えた。このポツダム宣言で何が書かれているか、知らない人も多いと思う。8月15日以降に影響する約束が何であったかを見てみたい。
五、吾等ノ条件ハ左ノ如シ
六、世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレサルヘカラス
七:茲ニ指示スル基本的目的ノ達成ヲ確保スルタメ占領セラルヘシ
八:「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ
九、日本国軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除セラレタル後・・・
十、吾等ハ日本人ヲ民族トシテ奴隷化セントシ又ハ国民トシテ滅亡セシメントスルノ意図ヲ有スルモノニ非サルモ吾等ノ俘虜ヲ虐待セル者ヲ含ム一切ノ戦争犯罪人ニ対シテハ厳重ナル処罰加ヘラルヘシ日本国政府ハ日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化
わたしは、とても正直に書くが、説明を連合軍最高司令部訓令第六七七号まででやめている孫崎さんには、なんとなく悪意を感じる。この悪意はほかの問題でもわりとよく感じる。孫崎さんは日本の外交官であったわけだが、いまさら日本の味方をしろとはいわない。しかし、公平ではあって欲しいと思う。
さて、一般的にいって、こうした歴史については、今後も細かな発見はあるだろうが、大事な部分はでそろい、研究的な書籍にもなっていて、その気があれば自分でじゅうぶんに勉強できる。何も隠されていることなどないのだ。
むしろあまりにも明白にみえすぎていて、ふだんそれと意識していないことがある。たとえば、日韓は、1965年の日韓基本条約で国交正常化した。国交正常化とはどういうことかというと、つまり、それまでは、竹島問題などもあり、国交がなかったということだ。また、日本は1972年に中国(中共)と国交を結び、同時に台湾とは断交している。こうしたことからいえるのは、国交とか断交というのも、外交関係の一側面であって、今後も国際情勢の激変のなかでは、日本にもおこりうるだろうということだが、意識しないとみえてこない。
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