りゃんさん のコメント
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1:今日、米国の主導の下に、対中関係で(ウイグル)人権問題が最重視されている。 2:そして、この傾向は今日の西側外交政策の基調となっている。 これは、次の報道に見られる。「米と EU が対中制裁決定 ウイグル人権問題で歩調そろえ」(毎日新聞) 欧州連合( EU )と米国は 22 日、中国政府が新疆ウイグル自治区の少数民族に対し人権侵害行為を続けているとして、中国当局者らへの制裁発動を決定した。 EU が中国当局の責任を問う制裁を発動するのは、 1989 年の天安門事件を巡り前身の欧州共同体( EC )が武器禁輸などを科して以降初めて。英国やカナダなども同日、同様の制裁を発表しており、欧米主要国が対中圧力で足並みをそろえた格好。 EU が制裁対象としたのは、自治区の副主席で公安トップの陳明国氏ら 4 人と 1 団体。 EU への渡航禁止や資産凍結が科される。 EU は、陳氏らが少数民族ウイグル族に対する監視や拘束を行い、「深刻な人権侵
そして一方、「罪なき者だけがまず石を投げよ」の ヨハネ福音書のルールも、確立したルールであり、それを根拠に他者を攻撃する道具となる。
さて、米国が「他者を攻撃する道具」として「人権」を使ってきたことは、もちろん間違いない。しかし、「罪なき者だけがまず石を投げよ」が「米国を攻撃する道具」として使われていることもまた間違いない。
「人権」派と「罪なき者だけがまず石を投げよ」派が空中戦を続ける結果、確実に言えることは、ウイグル人の人権状況は置いてけぼりだということだ。
ウイグル人の人権状況は、自分で調べて考えて自分の倫理観で判断を下せばいい問題だ。つまり、それは判断者各個人の倫理的な問題だ。中国を批難したうえで、さらに米国の所業に対しては米国を批難しても、その個人の内部に本来なんの矛盾もない。
個人の倫理的判断の領域にまで米国がどうしているかが気になるというのは、「罪なき者だけがまず石を投げよ」派がいかに生涯を通じて米国に影響されていたか、その知性、感情のすべてに米国が及んでいたかを証明している。倫理的判断の根拠にまで米国が居るなど、哀れなものだと感じる。
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