フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
私達の人生に文学は何の価値があるのだろうか。 私の娘は今米国の大学の英文学科で、米国文学を助教授として教えている。 彼女がバージニア大学で博士課程の時、日本の著名な人に豪華な食事にご馳走になり「文学の研究って何の役に立つの」と疑わしそうに問われたそうだ。その時、娘がどう答えたかは失念した。 私達は小説を読む。私も『小説外務省』と銘打って、「小説」を二冊書いた。まさに「小説とは何の役に立つの」に答える義務がある。 私は今、ロシア(ソ連)作家 パウストフスキー をロシア語で読んでいる。正直言って、私はチェーホフよりパウストフスキーが好きだ。 彼の小説に『遥かかなたの年々』『不安定な若者時代』『未知なる世紀の始まり』の三部作の自叙伝がある(邦訳はほとんどない)。彼はキエフの裕福な家庭に生まれ、キエフ第一の高校に入り、文学で生きる決意をする。しかし、第一次世界大戦、革命が起こり、父母の離婚もあってどん
続き
私の予感ですが、19世紀以降、この地球で問題を起こし続けて来たアングロ・サクソン(世界ナンバーワンの小説家であるジェームス・ジョイスはそのことを糾弾する作家です)は今後間違いなくリーダーシップを失うでしょう。
ソ連作家のパウストウスキーに影響を受けられている孫崎先生が小説と言うジャンルでいかなる芸術をお作りになるのか、私の期待は募るばかりです。
最後に、私事、恥ずかしながら、先日、亡くなったルカレのスパイ小説をわざわざ英語で読んでいます。アングロ・サクソンが如何に辛辣に悪の極致をやりのけるのかをルカレは暴きに暴いています。私は芸術とはほど遠いルカレ作品を楽しんでいます。
Post