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りゃんさん のコメント

>>11
原発のコストのなかで、安全のための対応の部分が近年うなぎ上りになっているのはご指摘のとおりです。
その結果、最近は日本だけでなく世界的に原発はあまりつくられていません。たとえばフランスは原発大国ですが、(記憶で書いているのでまちがってるかもしれませんが)1990年代以降は新造原発はあまりなかったかに記憶しています。

話題の「小型原発」とは、原発を小型化することで、いままで「建築物」だった原発を、たとえば飛行機のような「工業製品」にかえようという試みで、その結果、「建築」するたびに必要だった安全審査手続きが大幅に簡略化できると期待されているものです。まだどうなるかわかりませんが、「見向きもされない」というものではありません。

わたし個人のいままでの意見は、以前にも何度か書いたことがありますが、日本で新造原発は不可能という前提にたったうえで、今ある原発を厳しく安全審査しつつ寿命まで稼働させて、そのあいだに再エネ関連の研究を進めるというもので、このように書いてみれば、このブログを読んでいるひとびとの意見と、大きくは違わないのではないかという気もします。

しかし、客観的な前提がかわりました。「温暖化ガス13年度比46%減 2030年」というのは、ご自分で調べてみればわかるとおもいますが、実にたいへんな目標です。今ある原発をすべて再稼働しても可能かどうかという数字で、達成のためには原発なしには無理でしょう。

一方で、こういうものを飲まされてしまった背景も気になりますが・・・
No.14
43ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
原子力発電所の老朽化問題 A: 原子力発電所の老朽化に対する高木仁三郎氏の発言 高木仁三郎( 1938 年 7 月 18 日 - 2000 年 10 月 8 日)は、物理学者、専門は核化学。理学博士(東京大学)。原子力発電の持続不可能性等に警告を発した。特に、地震の際の原発の危険性を予見し地震時の対策の必要性を訴えた。   1995 年、『核施設と非常事態 : 地震対策の検証を中心に』 ] を、「日本物理学会誌」に寄稿。「地震」とともに、「津波」に襲われた際の「原子力災害」を予見。 「地震によって長期間外部との連絡や外部からの電力や水の供給が断たれた場合には、大事故に発展」するとして、早急な対策を訴えた。 福島第一原発 について、老朽化により耐震性が劣化している「老朽化原発」であり、「廃炉」に向けた議論が必要な時期に来ていると 1995 年の時点で指摘。 加えて、福島浜通りの「集中立地」についても、「大きな地震が直撃した場合など、
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。