• このエントリーをはてなブックマークに追加

oldjapさん のコメント

TPPの日本に対するマイナス効果は、よくわからないが、たぶんかなりあるだろう。純粋に貿易だけをとって考えれば、日本にとってTPPはあってもなくても良い。要は、アメリカが日本を組み込むことに非常に意欲的だということ、日本の参加がアメリカにとって利益があるからとアメリカが考えているに違いないと思うしかない。その基本的なところに、米国の対中国戦略があるだろうと予測する。でなければ、なぜ日本を誘って中国を誘っていないのか説明できない。そこで、TPPが米国の対中国戦略の一環であるとしたときに、日本はそれを承知でTPPに参加するのが日本にとって有利に働くかどうか、また、日本はTPPに参加しないことで日本の対中国戦略に支障ができないか、ということだろう。安倍政権はそれらを考え、また工業製品の業界の圧力の下にTPP参加を決めたのだろう。孫崎氏は一貫して米国依存に対して批判的だが、対中国など、他の諸国との関係を考慮した上で、論陣をはっているのだろうか。ただ単に独立なんて言葉を信じきっているとすれば宗教的ファンダメンタリストと変わらない。
No.2
141ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
各国は薬の特許には独自の認可制度を持っている。健康に対する世論の関心は国によって異なる。  特許を与えるにおいては、どれだけの臨床実験をするのが適当化かは当然国によって異なる。  カナダ政府は米国製薬会社にたいして臨床実験数が不十分であるとして特許を与えなかった。米国製薬会社はこれをカナダの裁判所に持ち込んだが、カナダの最高裁判所はこれを却下した。今度はこの製薬会社は米加自由貿易協定に含まれるISD条項でカナダ政府を訴えた。その額なんと一億ドルである。  2012年12月7日カナダ紙グローブ・アンド・メイル紙は次の報道を行った、 米国製薬会社大手イーライリリー社は北米自由貿易協定に基づく異議申し立てに着手、同社の特許を無効としたカナダ法廷の判決に1億ドルの賠償を請求した。 これは最近続いているNAFTA第11章に基づく一連の申し立ての最新のものである。 別の報道は次の説明を行っている。 「
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。